今季の欧州五大リーグでは、10代プレイヤーたちの躍進が目立った。

攻撃面にスポットを当てるなら、すっかりマンチェスター・ユナイテッドで3トップの一角を務めるようになった18歳FWメイソン・グリーンウッド、バルセロナで結果を出している17歳FWアンス・ファティ、バイエルンにてロベルト・レヴァンドフスキ2世への道を突き進む19歳FWジョシュア・ザークツィー。

そして、残留争いを繰り広げたマジョルカにて孤軍奮闘した19歳の日本代表MF久保建英。この4人は、今季欧州五大リーグにて特大の輝きを放った若手四天王と言ってもいいのではないか。

単純にこの4人は得点数が印象的だ。グリーンウッドはプレミアリーグで10得点、ファティはリーガ・エスパニョーラで7得点、ザークツィーはブンデスリーガで4得点、久保もリーガ・エスパニョーラで4得点を記録。

データサイト『WhoScored』は、この4人が「今季の欧州五大リーグ・10代得点ランキング」でTOP4だと取り上げている。

アーセナルではFWガブリエウ・マルティネッリもブレイクしたが、マルティネッリはカップ戦での得点が多かった。プレミアリーグの得点数は3点となっており、リーグ戦のみの得点数ならば久保の方が多い。

この中で最も優秀な得点率を残しているのはザークツィーで、たった295分間のプレイタイムで4得点を挙げている。それに比べて久保は2309分もピッチに立っているが、それでもバイエルンとマジョルカではチーム状況が違いすぎる。降格したマジョルカの中で4点を挙げた久保の能力は高く評価されるべきだろう。

攻撃能力を得点数だけで判断することはできないが、久保が欧州トップレベルの10代プレイヤーと証明したのは間違いない。来季は新天地ビジャレアルでさらなる活躍が期待でき、このまま若手四天王のような立ち位置をキープしていく可能性もあるだろう。

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