(台北中央社)中央感染症指揮センターは5日、台湾に滞在していた30代の日本人男性が帰国後、空港で受けた新型コロナウイルスの検査で陽性の判定を受けたと発表した。国際保健規則(IHR)の連絡窓口を通じて日本側から通達を受けた。男性に症状は見られないという。

男性は6月15日に訪台。14日間の隔離措置を経て、6月30日から北部の企業で勤務し、今月1日に帰国した。滞在期間中も男性に症状はなかった。同センターは勤務先の関係者や宿泊施設の職員を含む接触者80人のうち、すでに台湾を出た8人を除く72人を検査対象としている。すでに39人の陰性が確認された。同センターはこの他にも接触者がいないか、調査を続けている。

5日に台湾で確認された新規の感染例はなく、台湾内の感染者は476人を維持した。

(張茗喧、呉欣紜/編集:楊千慧)