堅実女子の皆さんは、ラブレターを出したりもらったりしたことがありますか?LINEやビジネスチャットの台頭により、Eメールですらもう終焉という人も少なくないこのご時世。ラブレターなんて、もはや絶滅寸前の文化なのでしょうか?

18〜25歳の若者世代でも約4割はラブレターをもらっている

今回ご紹介するのは、株式会社ネクストレベルが行なったラブレターを含む愛の告白方法に関する世代別アンケート。35〜44歳の「アラフォー世代」、25〜34歳の「アラサー世代」、そして18〜25歳までの20歳前後「Z世代」の三世代で、それぞれ愛の告白方法を比較しています。まずアラフォー世代とアラサー世代、そしてZ世代それぞれでラブレターをもらった人と書いた人の割合を比較。その結果は以下の通りとなりました。

●ラブレターをもらったことがある人の割合

アラフォー世代……43.6%

アラサー世代……36.4%

Z世代……38.2%

●ラブレターを書いたことがある人の割合

アラフォー世代……32.7%

アラサー世代……20.0%

Z世代……19.1%

10代の頃のアラフォーは、LINEどころからスマホも存在しなかった世代。やはり、ラブレターをもらった人も書いたことがある人も若い世代よりも高めとなっています。しかし意外なことに、スマホはなかったもののケータイによるメール文化を生きていたアラサー世代からLINEやSNS全税のZ世代でも、ラブレター文化は健在!まったく文化として廃れていなかったのです。

LINE全盛世代だからこそ、手紙によるアプローチが新鮮で特別感があるのでしょうか?

令和時代も中学校はスマホ持参禁止!ラブレターは大切な告白ツールだった

アラフォー世代ならいざ知らず、なぜケータイやスマホが根付いていたアラサーやZ世代でも、ラブレターを送る人は一定数いるのでしょうか?そこで、アラサーとZ世代でラブレターを送ったことがある人の経験談をいくつかご紹介します。

●アラサー世代

「部活で携帯禁止だった野球部の人から、高校生の時にもらいました」(東京都/27歳女性)

「中学生前半はまだケータイが普及していなかったので、放課後、自転車置き場で、また友達伝いでもらったり、青春でした」(栃木県/33歳女性)

「1度別れた彼氏にやっぱり諦めきれなくて、メールじゃ伝わらないとおもい手紙で復縁を申し込む内容を書いて伝えた」(東京都/31歳女性)

●Z世代

「中学生のとき、バレンタインに友チョコのつもりで男友達にお菓子を渡したら、ホワイトデーに『俺はあなたのことが好きです』というラブレター付きでお返しを貰いました」(埼玉県/21歳女性)

「中学のバレンタイン当日、家でソワソワしながら書いて友達に文章を確認してもらいました。クッキーを入れた袋と一緒に渡しました。何も言えませんでした」(東京都/20歳女性)

「中一の七夕に下駄箱の靴の中に手紙が入っていて、友達にはバレないように帰り一人になった時に見ました。その時一番仲よかった女友達からでした」(広島県/20歳男性)

アラサー世代もZ世代も、ほとんどが高校生か中学生の経験談が中心。特にZ世代は、そのままアラフォーでもありそうな甘酸っぱいエピソードとなっています。今や中学生でもすでにスマホを持っている子が多数ですが、ほとんどの学校では持ってくるのを禁止しています。つまり中学校で告白したい場合は、スマホを使うことができないのです。そのため、現在でもラブレターでの告白は健在なのかもしれません。

ちなみに3世代で「ラブレターによる告白はアリかどうか?」を尋ねたところ、結果は次の通りとなりました。

若干ですが、ラブレターによる告白で「ナシ」と答えた人が一番多かったのはアラフォー世代でした。

「アリ」と「ナシ」はどの世代でもほとんど大差がないことが判明。やはり時代やカルチャーは大きく変化しても、ラブレター文化は廃れないようです。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18歳〜44歳の男女 計330名
アンケート母数:18歳〜24歳/110名、25歳〜34歳/110名、35歳〜44歳/110名
実施日:2020年6月27日〜7月1日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)
調査会社:株式会社ネクストレベル