初回に低めのボールを捉えて左中間テラス席に打ち込んだ柳田

■ソフトバンク 6-1 楽天(12日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が驚愕の一打を放った。12日にPayPayドームで行われた楽天戦。初回の第1打席で低めのボールをすくいあげた打球はライナー性で左中間ホームランテラス席に飛び込んだ。

 柳田の衝撃の一打だった。初回。フルカウントからの6球目、楽天・先発の石橋が投じた低めの真っ直ぐを捉えると、快音を残した打球は左中間を襲うライナーに。外野の間を破る当たりか、フェンス直撃か……と思いきや、そのまま打球はグングンと飛距離を伸ばし、フェンスを超えて左中間のホームランテラス席へと消えた。

 楽天との6連戦で5発目となる8号ソロ。本塁打キングの浅村に1本差に迫る一発に驚いたのは何もファンだけではない。工藤監督も度肝を抜かれた1人。「見る限りフェンス直撃かなと思ったんですけど……。さすが柳田くん。素晴らしいパワーでした」と絶賛した。

 さらに指揮官は「あそこまで飛ばせる選手はなかなかいない。しかも逆方向にあれだけ飛ぶのは球界でも柳田君だけかなと思いますね」と手放しで称賛。あまりの怪力ぶりに指揮官でさえも、驚くばかりだった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)