スターバックスが持続可能性に対する取り組みを強化するため、エスプレッソ、コールドブリュー、フードなどに植物由来の食材の選択肢を増やすという改革を発表しました。改革の一環として、植物由来の人工肉を使ったサンドイッチ「Impossible Breakfast Sandwich」の販売がアメリカでスタートしています。

Plant-based menu innovation at Starbucks - Starbucks Stories

https://stories.starbucks.com/stories/2020/plant-based-menu-innovation-at-starbucks/

New, delicious Impossible™ Breakfast Sandwich now available at Starbucks in the U.S. - Starbucks Stories

https://stories.starbucks.com/press/2020/new-delicious-impossible-breakfast-sandwich-now-available-at-starbucks-in-the-us/

Starbucks expands summer menu with new cold-coffee beverages and breakfast sandwich, available nationwide - Starbucks Stories

https://stories.starbucks.com/press/2020/starbucks-expands-summer-menu-with-new-cold-coffee-beverages-and-breakfast-sandwich-available-nationwide/

Impossible Foods' business booms as demand for plant-based meat grows

https://www.cnbc.com/2020/06/23/impossible-foods-business-booms-as-demand-for-plant-based-meat-grows.html

Impossible Breakfast Sandwichは、植物由来の人工肉「Impossible Meat」のソーセージと平飼いのニワトリが生んだ卵を使った目玉焼き、熟成チェダーチーズを、チャバッタで挟んだサンドイッチ。価格は地域によって異なり4.95〜5.25ドル(およそ530〜570円)で、カロリーは430kcal、タンパク質22gが含まれています。





Impossible Breakfast Sandwichと同時に、コールドブリューコーヒーにシナモンとバニラ、そして泡状のアーモンドミルクをのせた「Cold Brew with Cinnamon Almondmilk Foam」、モカソースとココアパウダー、泡状のアーモンドミルクをのせた「Cold Brew with Dark Cocoa Almondmilk Foam」なども登場しています。



スターバックスが植物ベースの食材を拡充しようとしている背景には、植物ベースの食材に対する関心の高まりがあります。代替肉の促進を目標とする非営利団体The Good Food Instituteの調査によると、植物ベースの食品の需要は急速に伸び続けており、2018年には50億ドル(5400億円)規模だった市場が、2020年までの2年間で29%も成長したとのこと。

スターバックスの持続可能性部門の責任者であるマイケル・コボリ氏は、「スターバックスは長年にわたって大豆、ココナッツ、アーモンド、オート麦などの植物由来の食材をミルクの代替品として提供してきました。今回のImpossible Breakfast Sandwichによって、植物ベースの食材を使ったメニューが充実することに興奮しています」とコメントしています。

スターバックスは今回の発表に際して、中国、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの各地で植物ベースの食材を使うという取り組みを継続してきたと強調し、その取り組みをいっそう強化すると述べています。