北海道テレビのディレクターが、自らの乳がん闘病記を撮影したドキュメンタリー番組『テレメンタリー2020 おっぱい2つとってみた〜46歳両側乳がん〜』が、テレビ朝日などで4月5日(4:30〜5:00)(北海道地区は4日 11:10〜)に放送される。

阿久津友紀ディレクター(左)


北海道テレビでは、乳がん検診の啓発活動「ピンクリボン運動」を15年にわたって応援してきた。だが、その先頭に立ってきた阿久津友紀ディレクター本人がまさかの乳がんになってしまった。

それは、日本人女性の11人に1人言われる乳がんのまさに罹患のピーク、46歳の夏のこと。しかも、がんがあったのは両側で、同時に見つかるのは乳がん全体のほんの数%と言われている(2%未満)。

患者となって分かったのは、選択することの多さだという。病院、手術の方法、その後の治療法。治療によっては、仕事などもできなくなる可能性もある。

阿久津Dは、両胸を同時に失う現実を受け止め、腹をくくって手術へ。入院生活、そこでの他の患者との出会い、その後の生活など、一度患者になると味わうであろう9カ月を自らのカメラに収めた。

ナレーションも自ら担当する阿久津D。番組では「がん=死ではありません。早期発見と正しい治療が命を救います。がんと生きていくための数々の壁、、、社会の理解を深める一助へとつづります」とメッセージを寄せている。

人工乳房