新型コロナウイルス感染予防のため自宅待機を余儀なくされる人々が、普段と異なる生活にストレスを感じていることは想像に難くない。しかし悪いことばかりではない。ペットにとっては普段仕事などで家を空けている飼い主と一緒に過ごす時間が増えることになり、嬉しい事態でもあるようだ。イギリスで飼われている犬もまた、新型コロナウイルスの影響で家族が自宅待機するなか、幸せな時間を過ごすことができたようだ。ところがあまりの嬉しさから、ちょっとしたトラブルが起きてしまった。『Metro』『UNILAD』などが伝えている。

英エセックス州在住のエマ・スミスさん(Emma smith、21)が今月20日、飼っている7歳で雄のダックスフントの“ロロ(Rolo)”についてツイッターに投稿したところ、その内容が注目を集めた。エマさんは「自宅待機のため家族と一緒にいられて、うちの犬は嬉しかったみたい。だけどこの子が尻尾を振らなくなったので獣医に診せたら、『(嬉しくて)尻尾を振りすぎたため捻挫しています』って言われちゃった」と綴っている。

どうやらロロは家族が自宅待機していることが嬉しかったようだ。普通の会社員であれば一日のうち8時間以上も家を空けるため、犬にとっては飼い主が不在の間は寂しく感じることもあろう。そしてロロは突然、家族がいつも自分のそばに一緒にいてくれることで嬉しさのあまり尾を振りすぎて捻挫してしまったとのことだ。

エマさんの投稿には107万件以上の「いいね」が集まり、3千件近くものコメントが寄せられた。

「うちの犬も私達が家族旅行から帰って来た時、同じような状態になったわ。」
「僕の犬も毎朝喜んで尻尾を振って、ある時家具にぶつけちゃって大怪我をしちゃったよ。」
「うちの犬も初めてペットホテルに行って、他の犬とはしゃぎすぎたせいで、尻尾を捻挫したことがあるよ。」

意外にもロロと同じように嬉しさや興奮のあまり、尾の振りすぎで捻挫や怪我をした犬がいたようだ。また心配されたロロの尻尾だが、獣医によって抗炎症薬を注射してもらった後、1週間分の鎮痛剤を処方され毎日服用させているとのことだ。幸いにも診察を受けた2日後には、ロロの尾は上にあげることはまだできないが左右に振ることは可能になった。エマさんはそんなロロについて次のように語った。

「ロロは離れていると不安を感じるのか、いつも誰かと一緒にいたいようなのです。そして注目されることが好きで、持っているスマートフォンを蹴散らしてお腹のマッサージをせがむんですよ。仕事から帰って来たときなんか、30分以上も興奮して走り回るんです。自宅待機の今は一緒に散歩に出かけて、仕事中もNetflixを見ている時もそばにいて寄り添っています。」

エマさんのように在宅で仕事をするようになった人が多い今、アメリカでも在宅勤務になった男性が仕事をするためコンピュータのキーボードに手を伸ばすと、その手を止めようとするとさらに甘えん坊の犬が話題になっている。

画像は『Emma smith 2020年3月21日付Twitter「His name is Rolo and he is a Dachshund (sausage dog)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)