【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は28日、前日の午後4時からこの日午前9時までに新たに256人の感染が確認されたと発表した。韓国での感染者数は計2022人となった。26日午前の発表で1000人を超えてから2日でほぼ倍増した。死者数は前日午後の発表と変わらず13人。

 新規の感染者256人のうち231人は、南東部の大邱市(182人)と慶尚北道(49人)で確認された。大邱の感染者は計1314人、慶尚北道は計394人に増えた。

 その他の地域をみると、ソウル市で新たに6人、大田市と京畿道、忠清南道で各4人、慶尚南道で3人、釜山市で2人、仁川市と忠清北道で各1人の感染が確認された。累計は京畿道が66人、釜山市が63人、ソウル市が62人、慶尚南道が46人、忠清南道が16人、大田市が13人、蔚山市が11人、忠清北道と光州市が各9人など。

 全感染者のうち、集団感染が発生した新興宗教団体「新天地イエス教会」の大邱市の教会と慶尚北道・清道の病院に関連した感染者の数は、前日午前の時点でそれぞれ731人、114人に上っている。

 一方、感染の有無を調べるためにこれまで検査を受けた人(感染者除く)は6万8918人で、このうち4万4167人は陰性だった。残り2万4751人は現在検査中だ。

 中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表している。