クリアアンサー(株)(TDB企業コード:960309359、東京都新宿区住吉町1-16、代表監物啓和氏)と関係会社のリアライズ(株)(TDB企業コード:663022000、東京都中央区日本橋3-4-15、同代表)は、12月23日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は新有道弁護士(東京都新宿区四谷3-13-11、あたらし法律事務所、電話03-6273-0024)ほか1名。破産管財人は田島正広弁護士(東京都千代田区麹町5-2-1、田島・寺西法律事務所、電話03-5215-7355)が選任されている。

 クリアアンサー(株)は、2009年(平成21年)7月に設立された。「あけぼのばし自立研修センター」(東京都新宿区)を運営、引きこもり・ニートなどの若年層を研修生として受け入れ、社会復帰のため自立生活・就労の支援を行っていたほか、仕出し弁当店「キッチンあけぼの」、立ち食いそば「曙」の運営や自動車用品の卸事業も手がけていた。

 しかし、施設への入所を強引に説得され、連れ出されるなどの被害を受けたとして訴訟が提起され、これに起因するトラブルも発生、通常の営業に支障を来すようになっていた。

 リアライズ(株)は、2017年(平成29年)6月に設立された。「東京自立研修センター」(東京都中央区)を運営していた。

 負債は、クリアアンサー(株)が債権者約85名に対し約1億5800万円、リアライズ(株)が債権者約21名に対し約3500万円で、2社合計で約1億9300万円。