「お客さんかな?」そう思って、玄関のドアを開けたら――。

思わぬ訪問客に遭遇したユーザーの投稿が注目を集めている。

こちらは北海道佐呂間町で酪農を営むツイッターユーザーのKimihikoFujisawa(@LClucky777)さんの2019年12月17日の投稿。ある日の夜、突然家を訪ねて来た意外なお客さんが紹介されている。

ご覧のように玄関を開けると、そこにいたのは紛れもない牛。

「あの〜、夜分遅くにすみませ〜ん」

とか言いそうなポージングで、その場に立っている。

あまりのことに何が起こっているのかわからなくなってしまいそうだ。いったい、なぜ突然牛が...?ツイッターでも、

「かわいいお客様ですね」
「牛『モーしわけありませんが......』」
「牛『寒いので中に入れてください...』」

との声が上がり、アテレコしているユーザーもちらほら。反響を呼んでいる。

Jタウンネット編集部は投稿したFujisawaさんに当時の状況を聞いた。

「玄関に来て覗きこまれたのは初めて」


KimihikoFujisawa(@LClucky777)さんのツイートより

「夜、真っ暗な時に帰る場所も分からず灯りのある方向に歩いて来たんだと思います」

突然の訪問客についてそう振り返るFujisawaさん。こちらのお客さんはお隣の牧場の若牛だとのこと。

20時頃、センサー付きの街灯に明かりが。出かけていた奥さんと次女だと思い、Fujisawaさんがベランダから外を眺めるとそこにいたのはまさかの牛。どうやら辺りが真っ暗だったため、迷子になってしまったようだ。

家にいた長女に玄関のドアを開けるようよう頼むと、意外すぎるお客さんに娘さんもびっくり。一方、愛犬は吠えることもなく、喜んでいるようだったという。

「牛が逃げて家の近くまで来ることはあるんですが、玄関に来て覗きこまれたのは初めてです。すごく大人しい牛で、歩くだけでついてきたので、そのまま牛舎に戻しておきました」(Fujisawaさん)

とても大人しくて頭のいい牛だったとのことで、牛舎に戻すのも楽だったそう。

「日本一の酪農地域で、人口よりも乳牛の数が断然多い道東ではこんな日常もあるんです」

自らの住む地域についてそう語るFujisawaさん。牛のいる日常は、なんとも楽しそうだ。