インドネシア・スラウェシ島の洞窟から4万4000年前の壁画が見つかり、人類の手による最古のものとみられています。

壁画としても興味深く、これまでの常識を覆す発見ではないかと注目を集めています。

 

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Earliest hunting scene in prehistoric art - YouTube


描かれているのは水牛やイノシシなど。

体毛やツノなど描写がかなり写実的。


わかりやすく色を付けたもの。描かれた当時はこのように見えていたのかもしれません。

左の半人半獣(体は人間で頭が鳥やトカゲ)の集団が、ロープや槍を使って狩りをしている様子が描かれています。


サイズ感はこのくらい。

グリフィス大学(オーストラリア)のマキシム・オーバート教授は、「非実在の存在を描いていることを始め、物語性や宗教的概念など、現代人の認識能力のほとんど全てが絵画に盛り込まれている」と、驚きとともに語っています。

ちなみに現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカ大陸からユーラシア大陸に移動を始めたのが5万年前と言われています。

4万4000年前の人類が高度な創造力を持っていたことをうかがわせますが、世界最古の物語はこの時代に既に存在していたのかもしれません。

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