今季よりユヴェントスを指揮するマウリツィオ・サッリは、ナポリでも好成績を残した実力ある指揮官だ。しかし、リーグタイトルを獲得した経験がないことが不安点の1つに挙げられてきた。
チェルシーではヨーロッパリーグ制覇を達成したが、リーグ制覇は達成できていない。今もセリエAではインテルに首位を譲っている状況で、先日はラツィオに1-3で敗れてしまった。このままで大丈夫かと不安に思っているサポーターもいるだろう。
伊『Calciomercato』も、今のところはサッリよりも前任のマッシミリアーノ・アッレグリの方が上との見方を示している。
サッリの場合は就任初年度ということもあるが、昨季アッレグリのチームは15試合消化段階で勝ち点43を稼いでいた。14勝1分と文句のつけようのない無敗進行だったのだ。
一方でサッリ率いる今季のユヴェントスは11勝3分1敗で勝ち点36に留まる。これも悪い数字ではないが、今季はインテルが元気だ。ユヴェントスもこれ以上の取りこぼしは許されない。
昨季と同じ成績ならば、今のインテルにも5ポイント差をつけて首位を守ることができていたことになる。絶対王者ユヴェントスにはリーグ制覇しか許されないが、サッリはここからインテルとの差をひっくり返せるのか。少しばかり嫌な空気が漂い始めている。
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