みなさんは、自分の“キャラ”ってありますか?

自分の認識と、“まわりから期待されるキャラ”にギャップがあると、しんどいときってありますよね…。

とくに、職場でそんな状況になったらなおさら。求められているキャラクターと、素の自分に差がある環境でうまく振る舞うためには、どうしたらいいのでしょうか?

今回は、“イジられ系愛されキャラ”として人気の、関口メンディーさんにお話を伺いました。

じつはメンディーさん、イジられキャラにされるのが最初はとても嫌だったらしいんです…!

〈聞き手=あまのさき〉


【関口メンディー】1991年、アメリカ生まれ、東京都育ち。2011年にGENERATIONSの候補メンバーになり、翌年GENERATIONS from EXILE TRIBEとして活動を開始。ダンスだけでなく演技にも挑戦したいという思いも強く、現在放映中の連続ドラマ『モトカレマニア』(フジテレビ系)では白井忠文役を演じている

「人生でイジられキャラだったこと、一度もなかった」

あまの:
今日は「キャラクター」についてお伺いしたいです!

メンディーさんの場合は、どうやって今の“イジられキャラ”を見つけたんですか?

メンディーさん:
たまたま出させてもらったバラエティの反響がよくて、「もしかして…イジられキャラがハマるのかな?」って自信になったんです。

あまの:
それまではそういうキャラではなかったんですか?

メンディーさん:
まったく!!

LDHに入るまで、人生でイジられキャラだったこと、ないです。



メンディーさん:
むしろ、僕見栄っ張りなところがあるので…最初はイジられることがめちゃくちゃ嫌でした

あまの:
そうなんですか…!? 全然そんなふうに見えませんでした…

メンディーさん:
僕のことを最初にイジったのは、HIROさんでした。

まだ僕がどこのグループにも所属していないころ、EXPG(※)の講演会でね…


※EXILE PROFESSIONAL GYMの略。株式会社expgが運営するダンススクール

あまの:
HIROさんだったんですね!

メンディーさん:
その講演会は子どもが多く参加してたんですけど、そんななかでやたらとガタイのいい男がメモを片手にHIROさんの話を聞いてて…HIROさんも「何だこいつ?」ってなったんでしょうね。

みんなの前で「きみ、絶対落書きしてるでしょ!(笑)」って突然言われたんです。今ならイジられてるってわかるんですけど…免疫なかったので怒られてると思っちゃって。

あまの:
うわぁ、勘違い…!(笑)

メンディーさん:
耐性がなかったんですよ。ふつうに真面目なので、「え? いや、書いてるんですけど…?」とか言っちゃって。


完全に事故ってる

あまの:
そんな耐性のない状態から、どうして今のキャラに…?

メンディーさん:
GENERATIONSに入ることが決まって、「自分がカッコつけても勝てるわけない!」って痛感しましたし、もともと芸人志望だった時期もあるくらい、人を笑わせるのは好きだったんです。

僕がイジられることで笑ってくれる人が多かったし、反響もあったので、振り切るしかないでしょ!って腹をくくりました。

…とはいえ、たまにカッコつけちゃって後から反省してます(笑)。

“キャラ”を求められたら…「ポジティブにマイナーチェンジする」

あまの:
ちなみに、環境の変化とともに自分の立ち位置やキャラが変化していくって、多くの人が経験することだと思うんですが…アドバイスをするとしたら?

メンディーさん:
どんな人にも“マイナーチェンジ”は必要でしょうね



メンディーさん:
求められたら絶対に“イジられキャラ”にならなきゃダメだとは言いませんよ。

ポイントは、「人から期待されることは変えられないから、自分がポジティブにマイナーチェンジしつづけていく」のを意識すること。

「俺はこういうキャラでいきたい」ってプライドを持ちすぎると、まわりから見たら扱いづらいし、自分も楽しめない。人間のキャラって、いる場所や立場によってマイナーチェンジして当然なんです

あまの:
「マイナーチェンジ」って考えると、少しは抵抗もなくなりそうですね。

最近は、それこそメンディーさんのような人がいるからイメージも変わってきましたけど、かつては“LDH=怖い”みたいな見られ方もしていたんじゃないですか?

メンディーさん:
うん、そうですね。

自分もこういう見た目なので、「ガラの悪いヤツ」って勘違いされるのはしょっちゅうでしたよ。

じつは地黒ですらなくて、ファッションとして日サロに行ってるだけなんですけど


「ブラックミュージックを聴いてカッコいいなって思って…」理由がピュア

あまの:
そうだったんですね…!

見た目とのギャップもあってか、LDHのみなさんは色んなところで「礼儀正しい」と言われますよね。

メンディーさん:
はい。「見た目とのギャップ」については、僕はちょっと嫌な思いもしてきました。

あまの:
たとえば、どんなことがあったんですか?

メンディーさん:
「海外の血が入っているから歌がうまい」って言われるとか。いろんな部分で、勝手にハードルが上がっているなっていうのは子供のころから感じていました

ダンスの体験に行ったときも「ガチモンきたよ…」ってウワサされたり。


「まったく踊れないのにね(笑)」

あまの:
そのように他人の勝手なイメージから嫌な思いをしても、前向きでいられるんですか?

メンディーさん:
僕は「見た目と中身のギャップに対して、ずっとネガティブでいるのはもったいない」と思うんです。

ギャップって、ピンチにもチャンスにもなる

怖そうな人が礼儀正しかったら、それだけで好感度が上がるじゃないですか。反対に、見た目がキッチリしてるがゆえに、小さなミスが目立ったり。

あまの:
たしかに。

メンディーさん、見た目とのギャップをイジられることで「愛されキャラ」が板につき、ついにはサンリオとコラボしちゃいましたもんね。

@hello_mandy_officialさんのInstagramの投稿

メンディーさん:
ハローメンディー」ですね!



メンディーさん:
あれはさすがに、偉い人にコラボの話を聞いたとき「ドッキリだろ」と思いました(笑)。

ダンスもずっと下手だったけど…「自分だから取れる“イス”を取りに行く」

あまの:
「イメージ」という話でいうと、メンディーさんがダンスをはじめたのは、意外にも大学生になってからなんですよね?

メンディーさん:
はい、大学のサークルで。始めたのが遅かったから、僕はずっとダンスが下手で…(笑)。

そのときの同級生に、劇団EXILEの町田啓太がいたんです。彼は高校からダンスをやっていたので、すごくうまかったんですよ。当時から、友達だけどライバルだなって思っていました。

あまの:
そこでライバル認定できるのがすごいですね。経験値がちがうし…って私なら降伏してしまいそうです。

メンディーさん:
僕は6歳から大学までずっと野球をしていたので、みんなより下手なのはしょうがない。

でもこれから追い抜かしてやるからな!って思ってましたよ(笑)。



メンディーさん:
上達したいときは「とにかくうまい奴のそばにいる」が僕の常套手段です。

あまの:
そばにいる…

メンディーさん:
とにかく町田はサークル内でもズバ抜けてうまかったので、週5で町田の家に通ってました。っていうか、もはや住んでました(笑)

おかげで、ダンスの上達スピードはかなり早かったと思います。でもLDHに入ったときはショックを受けましたね。



あまの:
ショックというのは?

メンディーさん:
みんなイケメンすぎて(笑)

自分で言うのも変ですけど、僕も大学では“人気者枠”だったんですよ。それなりにモテたし(笑)。

…でも、もう全然次元が違うレベルのイケメンたちがいた。


「一瞬で思いましたよ。『次元ちげえわ〜!』って」

メンディーさん:
しかも、ダンスがめちゃくちゃうまい!

パフォーマーの(白濱)亜嵐くん以外は、みんな小さいころからダンスをやってるんです。自分とのスキルの差が歴然だった。

当時はさすがに、「今から一生懸命やったところで勝てるの?」って弱気になりました。

あまの:
そんな環境でもやってこれたのは、どうしてだったんですか?

メンディーさん:
同じ場所の取り合いをしても仕方がない。「かけ算できるもの」をどれだけ増やせるかだなって気づいたんです。



メンディーさん:
イス取りゲームみたいなイメージです。「ダンス×○○」で誰も座ってないイスを見つけて、手に入れられるかどうか。

もちろんダンスは頑張るんですけど、その“基本のイス”以外に、どれだけのイスを取りにいけるか

「自分だからできること」も同時に頑張りながら活躍したほうが、最終的にグループのためになるんじゃないかなって。

あまの:
「イス取りゲーム」か…なるほど!

メンディーさん:
あと、学生時代に出会った陸上の先生に、「人間がどこでバランスをとるかは4つのタイプに分類できる。つま先の内側、外側、かかとの内側、外側。この4つしかない」って言われたことがあって…


ほう…?

メンディーさん:
人によって、自分がどのタイプかは違う。4つそれぞれにあった走り方のフォームがあって、どの分野にもスター選手はいると。

つまり、自分の特徴や特性を理解した人がスターになれるってことなんです。

その言葉を聞いてから、自分を理解すればするほど、もっと楽しく生きられるんだって思うようになりました。

あまの:
すごくわかりやすいですね…! 

メンディーさん:
「自分にしかできないこと」で結果を残すのが重要なのは、どこの世界でも同じだと思います。

誰でも座れるイスにただずっと腰かけてるだけじゃ、「仕事をしている」とは言えない。



あまの:
間違いない…

メンディーさん:
でも、そのために他人を蹴落とせばいいとか、そういうことではなくて。

自分を高めて、磨きをかけて、場所をいただくってイメージが正しいんじゃないかな。

あまの:
あ、なるほど。「イス取りゲーム」という言葉に引っ張られて、エグい戦いを連想していました…(笑)。

柔軟なメンディーさんのこれからが、すごく楽しみです!

メンディーさん:
ありがとうございます。これからも、マイナーチェンジを続けながら、柔軟にいきたいですね!



LDHとの出会いによって、さまざまな殻を破り、ポジティブに自分を更新しつづけてきたメンディーさん。

キャラ設定も「マイナーチェンジ」ととらえて、まずは乗っかってみるのもいいのかも。そうやって肩の力を抜いた方が、案外スムーズにいくのかも…なんて気がしてきました。

これからはメンディーさんの自己改革を見習って、プライドよりも、新しい世界に飛び込むことを優先していきたいと思います!

〈取材・文=あまのさき(@amnsnma_)/編集=ほしゆき(@yknk_st)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

GENERATIONS from EXILE TRIBEニューアルバム『SHONEN CHRONICLE』

メンディーさんが所属するGENERATIONS from EXILE TRIBEが、11月21日にニューアルバム『SHONEN CHRONICLE』をリリース!

「このアルバムを聴いてもらうと、今の僕らのすべてがわかると思うんです。できることをすべて詰め込みました。GENERATIONS from EXILE TRIBEの、幅の広さを感じてください!」とのこと。

ぜひチェックしてみてください!

11/21(木)発売 GENERATIONS from EXILE TRIBEアルバム『SHONEN CHRONICLE
https://m.tribe-m.jp/Cts/discography/generations/2019/album/shonen_chronicle/tokuten/index

関口メンディー Mandy Sekiguchi (@mandy_sekiguchi_official) • 152 In
https://www.instagram.com/mandy_sekiguchi_official/