アーセナルに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカはファンと衝突し主将剥奪処分を科された一件についてコメントを残している。11日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 ジャカは10月27日に行われたプレミアリーグ第10節のクリスタル・パレス戦で途中交代の際にファンからブーイングを受けた。不満をあらわにしてピッチを去った同選手は、ユニフォームを脱ぎながら暴言を吐き、直接ロッカールームへと戻っていった。

 後日SNSで自身の行動を弁解していたジャカだが、5日にクラブを率いるウナイ・エメリ監督より主将剥奪を強いられた。新キャプテンはガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンに決定している。

 ジャカはこの一件について次のように語った。

「電光掲示板に自分の背番号が照らされたと同時に、ファンからブーイングを受けるとは思ってもいなかったよ。とてもショックが大きくて心が痛んだ」

「僕は批判されるのが嫌なわけではない。パフォーマンスが悪かったらもちろん批判されて当たり前で、それを受け止めて改善するべきだと思うが、なぜここまでも不必要な誹謗中傷を受けなくてはならないかが理解できないんだ」

「サポートしているクラブのキャプテンに対してブーイングをしても、サポーターとしての結束が乱れ、チームに悪影響だ。雰囲気も悪くなり、士気も下がることをする意味がわからない」

「僕はもちろん100%アーセナルにコミットしていて、キャプテンに就任してからは常に全てを捧げてきた。チームメイトからもこの一件を引きずらないようアドバイスを受けることができて、今は前向きな気持ちだよ」