米マイクロソフトが2017年にポータブルスピーカーに関する特許を出願していたことが、海外報道により判明しました。

上は、2017年8月に出願された特許「Portable Speaker」に記載されていたイラストです。潰れたまんじゅうのような形状は、米グーグルのスマートスピーカー「Google Home Mini」を連想させます。また、上部のおそらくスピーカーグリルにボタン類が配置され、側面には外部ポートやイヤホンジャックのようなホールが存在します。特許文章によると、このポータブルスピーカーはミーティングルームで利用されるとしています。もしかすると、このポータブルスピーカーはオフィス向けSurfaceブランドのポータブルスピーカーに相当するのかもしれません。

またマイクロソフトはAIアシスタント「Cortana」を開発していることから、他社のスマートスピーカー的な使い方ができる可能性もあります。

近年マイクロソフトはオフィス向けのビジネスデバイスに力を入れており、今年5月にはWindows 10を搭載した巨大ディスプレイ「Surface Hub 2S」を発表ました。また、「未来のオフィス」に関するコンセプトも継続的に発表しています。今回の特許の製品も、このプロダクトラインに相当するものである可能性が高そうです。

さらに、マイクロソフトはSurfaceブランドの製品カテゴリを年々拡大しており、10月2日に開催されるイベントでは2画面Surfaceの投入が噂されています。さらに、2020年には単体のモニター製品を投入するというレポートも登場しています。それらの新製品の一つとして、今回のポータブルスピーカーが検討されているのかもしれません。