アニメ化もされた赤坂アカのラブコメ漫画を実写化した映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(公開中)での、女優・橋本環奈の“ハマりっぷり”が反響を呼んでいる。これまで人気コミック実写化作品に出演し、その度に話題をさらってきた橋本が、今作でも好演を見せている。

 6日に公開された『かぐや様は告らせたい』は、土日2日間(9月7日〜8日)の全国映画動員ランキング(興行通信社発表)で初登場第1位を獲得する好スタートを切った。人気漫画の実写化作品に、平野紫耀、橋本、佐野勇斗、浅川梨奈、池間夏海ら期待の若手キャストが集結しており、観客からはその“再現度”が注目されている。

 ストーリーは、名門私立校を舞台に、互いにひかれ合う生徒会会長と副会長が、頭脳戦を繰り広げるというもの。頭脳明晰(めいせき)な生徒会会長の白銀御行を平野、文武両道の副会長・四宮かぐやを橋本が演じた。
 
 “1000年に1人の逸材”と評されたポテンシャルを存分に発揮した橋本は、大財閥の令嬢でたぐいまれなる美貌の持ち主・文武いずれの分野でも天才というコミック原作らしい設定のキャラクターを好演。SNSでは「むちゃくちゃ再現度高い」「リアルかぐや様」といった感想が相次いでつぶやかれている。

 橋本と言えば、これまで『銀魂』シリーズの神楽や『斉木楠雄のΨ難』の照橋心美、『キングダム』の河了貂など、現実離れしたキャラクターを自分のものにし、ギャグシーンからド派手なアクションまで、全力で演じ切ってきた。

 役に真摯に向き合う姿勢は、今作でも健在。上品な見た目とは裏腹に計算高い胸の内をあらわにするモノローグをはじめ、全編にわたってコメディー要素も強く、下ネタもあるが、「環奈ちゃんだからできる」「安定のクオリティー」と観客から絶大な支持と信頼を得ているようだ。

 また、物語の軸は学園ラブストーリーであることから、さまざまなシチュエーションでのキュートな橋本の姿が見られることも注目で、「完璧に可愛い」「ひたすら可愛い」「可愛すぎる」とその美貌に改めて驚いてしまったという声も多い。

 橋本は、みきもと凜のコミックを原作にした青春ラブロマンス『午前0時、キスしに来てよ』や、漫画「不能犯」の原作者・宮月新の人気コミックを実写映画化する『シグナル100』といった出演作の公開を控えており、今後も活躍が続く。(編集部・小山美咲)