任天堂が2018年2月27日にNintendo Switchのコントローラーである「Joy-Con」に関する新しい特許を出願していたことが明らかになっています。特許出願によると、任天堂はより自由度の高いJoy-Conを作成するために、パーツの一部を折り曲げ可能なJoy-Conを計画している可能性があります。

特開2019-146737 | 知財ポータル「IP Force」

https://ipforce.jp/patent-jp-A-2019-146737

Nintendo files weird patent for hinged Joy-Cons - Polygon

https://www.polygon.com/nintendo-switch/2019/9/8/20855513/nintendo-switch-joy-con-hinged-patent-controllers

任天堂の特許出願が公開されたのは2019年9月5日で、発明の名称は「ゲームコントローラ」、特許の公開番号は「特開2019-146737(P2019-146737A)」です。特許の出願人は任天堂、発明者は藤田訓平氏。任天堂は「形状に関する設計上の自由度を向上する」ために出願特許を開発したと記しています。Nintendo SwitchのJoy-Conはスライド式に本体とドッキングするため、設計上の自由度が少ないという課題を持っていると任天堂は考えているわけです。



任天堂が出願した特許では、Joy-ConとNintendo Switch本体をつなぐスライド部分がヒンジ付きとなっており、折り曲げることが可能となっています。Joy-Con(L)と……



Joy-Con(R)。Nintendo Switch本体と接続するためのレール部分がカチッと曲がる設計です。



Joy-Conはボタンやアナログスティックがついているのとは逆方向に、20〜30度ほど曲がっています。



手で握るとこんな感じ。意外にも持ちやすそうな形状。



Joy-ConとNintendo Switchをつなぐレール部分だけ回動させることが可能なようで……



Nintendo SwitchとJoy-Conをつなげた状態だとこんな感じ。



他にも、Joy-Con全体を湾曲させるようなデザインの図も公開されていました。



Joy-Conは非常にコンパクトなサイズであるため、新しい要素を搭載するためのスペースがほとんど存在しません。Nintendo Switchの本体とコントローラー部分が一体となったNintendo Switch Liteは、Nintendo Switchよりも一回り小さいためフットプリントも小さく、Joy-ConのHD振動とモーションIRカメラという2つの機能を捨てざるをえなかったと海外ゲームメディアのPolygonは指摘。そのため、「もしもヒンジ付きのJoy-Conが出れば、他の機能が犠牲になる可能性もある」とPolygonは記しています。