(台北 29日 中央社)米ホワイトハウスの請願サイト「ウィー・ザ・ピープル」に、台湾を買うよう米政府に求める案が寄せられた。外交部(外務省)の欧江安報道官は29日、台湾は売り物ではないとした上で、いかなる国に購入されることもないとの立場を示した。

請願では、「台湾はインド太平洋戦略において不可欠な部分だ」とし、「台湾を購入することでウィンウィンの状況が作り出せる」と主張している。

同サイトに寄せられた請願は、公開されてから30日以内に10万人分の署名を集めれば、米政府から回答が得られることになっている。台湾を買うよう求める案は現地時間27日付で掲載され、台湾時間29日午後5時時点で575人が署名している。

欧報道官は、請願がまだ初期段階であり、立案されていないことに言及。今後の動向に注意を払うとした。

(游凱翔/編集:楊千慧)