「旅行はしたいけど、できるだけ出費は抑えたい…」そんな風に思ったことがある人も多いのでは?そこで今回注目したのは、ジャニーズや若手俳優などにハマる“オタク女子”だ。コンサートや舞台へ通うため、国内外を飛び回る“遠征”を繰り返す彼女たちならば、きっとすごい「節約旅行術」を知っているに違いない!…ということで、さまざまなジャンルのオタク女子4人を集めた座談会を開催してみた!!

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■ 参加者のプロフィール

●ジャニヲタさん:ジャニーズが好き。2018年の遠征は8回。ファンの数が多いからこその苦労があるとか…。

●韓国ヲタさん:韓国アイドルが好き。2018年は海外に9回も遠征したらしく、他のオタクに比べて出費がとにかく多い。

●俳優オタさん:若手俳優が好き。2018年の遠征は14回。舞台を見るため、名古屋から東京の劇場に足を運ぶ。

●バンギャさん:V系バンドが好き。頻繁にライブがあるそうで、2018年の遠征はなんと25回。

■ オタク女子が実践!一番安く旅行へ行く方法とは⁉︎

ーー みなさんは遠征をするなかで、節約のためにやっていることはありますか?

ジャニヲタ「ホテルとか飛行機とか、『早得』で取ると安いものは頑張って早く取ります」

バンギャ「私はクーポンが出る時期をねらってホテルを予約しますね。うまくいけば1000円で1泊できたりするので。あとは、高速バス予約サイトの有料会員になって割引を受けたり、急なセールに対応できるようにお知らせメールを受け取ったりと、予約するタイミングを重視します」

ーー なるほど。海外ではどうですか?

韓国ヲタ「私は安く泊まりたいので大体ゲストハウスを利用するのですが、海外の場合、安すぎると想像を超えるものが待ってたりするのでレビューをちゃんと見ます…お湯が出ないこととかもあったし(笑)」

ーー やはり、とにかく安いものを探すことが重要なのでしょうか。

俳優オタ「うーん。結局夜行バスで安く行っても、早朝、時間をつぶすために無駄にお金がかかってしまうことはありますね」

ジャニヲタ「私は早朝にラウンジが無料で利用できる夜行バスを予約します。パウダールームやフィッティングルームが使えるので、朝の準備もそこでできますし」

ーーちなみにみなさん新幹線は使いますか?

バンギャ「無理、無理!そんなお金はないです…」

ジャニヲタ「ただ高速バスも長時間の乗車はきついので、それなりに遠くへ行くときは新幹線も使います。そういったときは、ホテル付きのパックを利用して安く抑えますね」

■ 0泊3日!?安さを求めてたどり着いた究極の節約旅行

ーー ホテルも交通手段もかなりこだわって予約しているんですね!

俳優オタ「まあ、日帰りで遠征するのが1番安くすみますけどね。最近は本当にケチりすぎていて、0泊3日で帰ります(笑)。泊まるのは、日帰りよりも安くすむときだけですね。時期によって値段が変動するので。たとえばGWの夜行バスは東京・名古屋間で6000〜7000円くらいかかることもあってかなり高いんです。でも昼行バスなら3000円で行けて、ゲストハウスに1000円で泊まれる、みたいなこともあるので、そういうときは前泊しちゃいますね」

ーー とはいえ海外遠征の場合、宿泊はマストですよね?

韓国ヲタ「そうですね。飛行機代を抑えたいのでコンサートの前日に安い夜発の飛行機で行って、ゲストハウスに泊まります。でも、空港泊をしたこともありますね。今まで滞在時間が最短だったのが、昼過ぎに韓国について、その日の夜にコンサートに行って、そのまま空港で寝て、次の日の朝の飛行機で帰るっていうスケジュールでした(笑)」※空港によっては禁止&危険なので注意

ーー ちなみに飛行機のこだわりはありますか?

韓国ヲタ「安ければなんでもいい!」

一同「(笑)」

韓国ヲタ「より安い飛行機に乗るために、セントレアではなく関西国際空港へ行くこともあります。名古屋から関西国際空港までは結構安く行けるので…」

ーー それはなかなかレベルが高いですね…。ほかにオタクならではの節約術ってありますか?

ジャニヲタ「私は日程を予想してコンサートの発表前にホテルを抑えちゃいます」

ーー 予想できるんですか!?

ジャニヲタ「毎年だいたい同じ時期に、同じ日程のコンサートが発表されるので、なんとなく分かるんです。たとえば11月の2週目が札幌で、そこからいつもどおりに回ってくんだろうなっていう感じで。とりあえず土日2週連続くらい押さえて、いろんなホテルに電話してます」

ーー なんでそこまでするんですか?

ジャニヲタ「ファンの需要を見越して、コンサートの日は他の日よりもホテルの値段が上がっちゃうんですよ…」

ーー な、なるほど…大変なんですね…。

遠征を繰り返すオタク女子たちの話は、参考になるものからちょっとやりすぎなものまでさまざまであった。彼女たちが教えてくれた身を削るような節約術、もしかしたらあなたの旅行の役に立つ日がやって来るかも…?(東海ウォーカー・河合萌衣 森優帆)