人気K−POPグループ「JYJ」のパク・ユチョンが4月末に麻薬使用容疑で逮捕された衝撃が収まらない韓国芸能界が新たなスキャンダルに揺れている。BIGBANGなども所属する大手芸能事務所YGエンターテインメントに所属する「iKON」のリーダーB.I(キム・ハンビン)に麻薬使用疑惑が浮上。B.Iはグループを脱退し、YGとの契約も解消した。そうした中、ドラッグ汚染騒動が日本まで飛び火している。


 B.I問題の端緒となったのが、元YG練習生のハン・ソヒ氏だ。練習生だった2016年にBIGBANGのT.O.Pとともに麻薬使用疑惑で緊急逮捕され、懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受けた。逮捕当時、警察当局が携帯電話などを押収。麻薬の売買をめぐるB.Iとのやり取りを把握したが、YGエンターテインメント創業者のヤン・ヒョンソク代表プロデューサーに脅迫されたハン・ソヒ氏は供述を一転させ、B.Iは逮捕を免れた。そうした経緯について、ハン・ソヒ氏が弁護人を通じて国民権益委員会に公益通報したのだ。

 波紋を広げているのが、この通報を機に明らかになったヤン・ヒョンソク代表の発言。パク・ソヒ氏に対し、「うちの事務所のタレントは麻薬検査をしても何も出てこない」「定期的に麻薬検査をしているし、もし麻薬成分が検出されたら、日本に送って成分を抜いてくればいいから問題ない」などと発言していたというのだ。

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 日本に行けばクスリを抜ける――。にわかには信じがたいが、韓国芸能人御用達の医療機関が都内にあるという。

「新宿区のX医院のことでしょう。もともと健康保険に加入していない出稼ぎ労働者の受け入れに熱心だったため、無保険診療に目くじらを立てない。栄養剤などの処方にも力を入れているのも好評で、口コミで評判が広がったようです。覚醒剤や麻薬使用の疑惑が持ち上がった韓国の有名タレントがお忍びで通っていたことが一時、話題に上っていました。日本の芸能人もチラホラ姿を見せるようです」(スポーツ紙芸能記者)

 ヤン・ヒョンソク代表は6月16日付でYGのすべての役職を辞任。YGの公式ブログで、「現在のマスコミ報道と、流れているウワサの事実については今後、調査の過程を通して全ての真実が必ず明かされると信じています」と主張したが、一連の騒動を受けたものなのは明らかだ。芋づる式に逮捕者が続くのか。韓国芸能界の闇は深そうだ。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]