5月末に終了した東京オリンピックのチケット抽選申込。6月20日に抽選結果の発表がされます。その時になって慌てないよう、あらかじめチケットの購入方法について確認しておきましょう。

まず、当落の通知ですが、6月20日から申し込みを行ったセッション、席種ごとに登録したメールアドレス宛に通知されます。

ただし、抽選の結果は、必ず公式チケット販売サイト内のマイチケットで確認するようにとのこと。当落通知に合わせ、偽サイトへ誘導する詐欺メールの増加が予想されるためです。この詐欺被害を防ぐため、当落メールにはURLは記載されません。URLを含む当落メールが来たら、詐欺メールと考えて良さそうです。
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めでたく当選した場合には、購入手続きに進みます。購入期限は7月2日まで。発表直後は、抽選開始の時のように混雑が予想されるので、少しずらしたほうがいいかもしれません。とはいえ、7月2日までに購入手続きをしないと当選失効となるので注意しましょう。

その購入ですが、複数のセッションに当選した場合、すべての代金を一括で支払う必要があります。一部のセッション分のみの支払いはできないので、注意してください。チケットは、30万円未満であればコンビニでの現金決済も可能、30万円以上の場合はクレジット決済となります。利用できるクレジットカードがVisaカードのみなのも注意したいところです。

▲チケットだけではなく、会場で利用できるのもVisaのみです。これは、Visaが東京2020大会のオフィシャル決済テクノロジースポンサーのため

また、チケット購入時には来場・観戦予定者の名前と連絡先を登録する必要があります。来場予定者は観戦当日まで、購入者のマイチケットから変更が可能なので、とりあえず購入時点では深く考える必要はないかもしれません。ただし、現地で本人確認を行う場合があるとのことなので、当日までに忘れずに正しい来場者を登録する必要があります。

当たらないと思って複数セッション申し込んだら全部当選してしまった、観戦できなくなったなどの場合、オークションなどでチケットを転売したくなりますが、当然ながら転売行為は禁止されています。

2020年春頃に、公式サイトで不要チケットを定価で出品できるリセールサービスが開始される予定なので、それまで待ちましょう。



また、今回の抽選で落選したとしても、2019年秋以降から公式チケット販売サイトでの先着販売が行われるほか、2020年春以降には都内の公式チケット販売所でも直前販売が行われる予定です。非公式な転売チケットでは入場できないので、オークションなどで購入しないようにしてください。

以上、抽選結果の発表から購入手続きまでの流れをざっくり紹介しましたが、詳細は東京2020公式サイトで確認してください。