今季はウニオン・ベルリンとの入れ替え戦にて敗退を喫し、来季からブンデス2部へと再び降格することになったVfBシュトゥットガルトだが、今季先発GKを務めたロン=ロベルト・ツィーラーが、来季より同じく2部降格を喫したハノーファー96へと復帰することが明らかとなった。契約期間は2023年まで。

kickerが得た情報によれば同選手はすでに、ハノーファーでのメディカルチェックを受けており、来季から復帰するツィーラーがドイツ代表にまで飛躍を遂げた際の指揮官ミルコ・スロムカ監督、そして選手として共闘しSDへと就任したヤン・シュラウフドラフ氏らと再会を果たすことになる。

「他にもいくつかオプションはあったけど、ハノーファー復帰へのオプションがあったから、すぐにそうしたいと思ったよ」とツィーラーを述べ、「シュラウフドラフとスロムカ監督との長い話し合いの中で、チームに安定化を再びもたらすその一助にぜひなりたいと思ったんだ。結果を出すために、ここにきた」と語った。

2010年にマンチェスター・シティからハノーファー96へと加入したツィーラーは、2015年までの間にブンデス1部221試合に出場。欧州の舞台にも立つチームを絶対的守護神として支え、ドイツ代表にも選出。2014年にはブラジルW杯優勝メンバーにも名を連ねている。

そしてマンチェスター・ユナイテッドにて育成されたツィーラーは、2016年には岡崎慎司が所属していたレスター・シティへ加入する形でプレミア復帰。その翌年からは再び戦いの場をブンデスリーガ、VfBシュトゥットガルトへと移し、これまでの2シーズンのうちでブンデス1部74試合に出場していた。