韓国サムスン系列会社のサムスン電機が、スマートフォン向けの光学5倍ズームカメラを開発したと発表しました。こちら、パーツのスリム化により突起のないデザインが実現できるとしています。

韓国電子新聞のetnewsによれば、サムスン電気はすでに超スリムな光学5倍ズームカメラモジュールの開発に成功。今月より量産に入ったことを明かしています。

また、このカメラモジュールには光軸を曲げるペリスコープ方式の新レンズが採用されています。これにより、カメラモジュールの厚みを5mmにまで抑えることに成功。一般的な2倍光学ズームレンズモジュールよりも薄いこの部品により、スマートフォンの突起がなくせるとうたっているのです。

このようなペリスコープ方式の光学5倍ズームカメラは、中国OPPOの「Reno」、そしてファーウェイの「P30 Pro」に搭載されています。さらに、高画素センサーのデジタルズームと組み合わせることで、10倍のハイブリッドズーム機能を実現しているのも興味深いところ。

スマートフォンのカメラは画質はもちろんズームができない点が、独立したカメラと比べた時の最大の弱点でした。しかし、5倍光学ズームや10倍ハイブリッドズームがあれば、普段使いで困るケースはほとんどないはずです。

今回のカメラモジュールはすでに生産が開始されているとのことで、ひょっとすると今年後半に登場するであろう「Galaxy Note10(仮)」への搭載も期待できるかもしれません。