映画『レッド・ブレイド』の初日舞台あいさつが、15日の都内で行われ、主演の小倉優香をはじめ、搗宮姫奈、花影香音、岩永ジョーイ、美音咲月、そして、TAK∴名義で出演しながら総合演出も担った坂口拓、原案を手掛けた園子温氏が登壇した。

今作で映画初主演の小倉は、忍者の児童書「雷風刃」に導かれ、江戸時代の伊賀へタイムスリップする女子高校生の役どころだ。

舞台あいさつでのトークショーに進むと、小倉が出演オファーを受けたときの様子について「最初は映画の内容を知らされずに『映画が主演が決まった』とだけ短く聞いていて」と振り返った。

映像の主体が「アクションだと分かったとき、私はずっとダンスをやっていたので、体を動かすことは得意なほう、アクション(演技も)すんなり出来ると勝手に思っていて…」と特に不安に感じなかった心境を明かした。

それで「現場に行ったら、みんなが上手いし、自分自身が出来くなくてショックでした」と落ち込んだ段階を口にした。

▼ 映画『レッド・ブレイド』初日舞台あいさつより

(左から)小倉優香、花影香音、坂口拓



小倉が挑戦した忍者アクション。演技指導は「細かいところは、坂口さん以外のスタッフさんに教えて頂いて、坂口さんは『ダメ、イイ』とかの判断の他に、走るのが『小鹿みたい』と言われたことも…」と現場で受けた言葉を思い出した。

その話題を振られた坂口、小鹿みたいと表現したのは「やっぱり、走るのが下手くそだった」と感じたままをコメント。指摘された小倉は「走るシーン、結構カットされていました」と受け取った結果に、苦笑いした。

「それは"編集"という忍術を使ったから」と坂口。小倉のボヤキを上手く切り返して「たしかに僕は、細かいところは他に任せていてが、お芝居も初めてだと聞いていたので、僕はイイ、悪いしか言っていなかった」とハッキリ判断を下す立場を説明した。

最後に「それでも、難しい技をきちんと体得してもらった。ポテンシャルを感じたし、良かったと思います」と全体評価も伝えていた。

撮影現場で聞けなかった評価に小倉は「良かったときは、ちゃんと『イイ』って言って下さったり、悪かったところも的確に指導下さって、やり易くて助かりました」と心の内をのぞかせていた。

小倉は撮影真っ最中の9月5日に、二十歳の誕生日を迎えたという。共演者から祝ってもらったエピソードも披露していたが「18歳から19歳なったときと違って、20歳になったタイミングに、この仕事に出会えたこと。しっかり演技をする現場を乗り越えられたので、私が色んな面で変わるキッカケになれたかなと思います」と内面に及ぼす点を示していた。

▼ 映画『レッド・ブレイド』初日舞台あいさつより

美音咲月、岩永ジョーイ、搗宮姫奈、小倉優香、花影香音、坂口拓、園子温氏



搗宮姫奈、小倉優香、花影香音



搗坂口拓、園子温氏



搗坂口拓、園子温氏



小倉優香



花影香音


▼ 映画『レッド・ブレイド』予告映像


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