ボードゲームカフェで遊び慣れてくると「もっと長時間ゲームをしていたい…できれば1日中…!」という気持ちが湧いてきませんか(くるんです)。そんなボードーゲーマーの方々に愛される旅館がある! との情報をキャッチ。
テレビ番組「ボドゲであそぼ」(TOKYO MX)にも出演されていた、ボードゲーム愛好家の声優・堀江瞬さんと一緒に、箱根の温泉旅館「みたけ」にやってきました。
玄関をくぐるとすぐ目に入るボードゲームの山…! 有名ゲームから、知る人ぞ知る超レアゲームまで、多数のボードゲームが取り揃えられています。
ロビーのテーブルには常に、デンマークのボードゲーム「KLASK(クラスク)」が用意されています。手軽に遊べることもあって、バスやタクシーを待つお客さまにも好評だとか。
▲ロビーに並ぶボードゲームの数々に圧倒される堀江さん。手前の青い台が「KLASK」。
最初に参加したボードゲーム会で勃発した「本気バトル」
はい…!「KLASK」は遊んだことないので、あとで遊びたいです…!
制作スタッフさんやライターさんが集まって遊ぶボードゲーム会があって、そこに誘ってもらったのが最初ですね。
「レジスタンス:アヴァロン」っていうゲームをやって…いきなり、めちゃくちゃ楽しかったんです。
▲政府打倒を目指すレジスタンスと、政府側のスパイに分かれてプレイする人気ゲーム「レジスタンス」の舞台・設定を、アーサー王時代の英国にアレンジした作品。
人狼ゲームみたいな、いわゆる正体隠匿系のだまし合いゲームですね。ふたつの陣営に分かれて、自分の陣営を勝たせるのを目指すんですが、人の本性が出るというか…。そのときは一緒に遊んだ女性ふたりが、本気のケンカを始めちゃって。「だから言ったのに…!」「あんたのせいで負けた!!」みたいな。
それを見て「わー! ボードゲームってすごい! 面白い!」って思ったんです(笑)。ゲームを始める前は、和やかな雰囲気でお互い礼儀正しくあいさつしてたのに、やってみるとそういうところが出てきちゃう。仕事関係の人がいる場ですし、本来なら丁寧に接したいところなのに、闘争心がむき出しになっちゃうところが面白いなって。
はい、番組のマスコットキャラの“ウサこま”が主役の、「ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています」ですね。
ゲームを作るのは初めてだったんですけど、一番難しいなあと思ったのはゲームバランスの調整でしたね。アイデアを出すとか、ルールを提案するっていうのは意外とサクサクできたんですけど、いざやってみると…バランスが悪い(笑)。
▲堀江さんと、先輩声優の岡本信彦さんがデザインしたゲーム「ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています」。画像提供:ムービック ©bodoaso
例えばこのゲームは、ゾンビ側とウサこま側に分かれて競い合うんですけど、「何回やってもゾンビが勝っちゃうな〜」とか。そういう不具合の調整を繰り返して、ちょうど良く両陣営が楽しめるようにするのが難しかったです。アイテムを設置するなど、手を尽くしました。
だから最初は楽しかったんですけど、あとからどんどん大変になって…(笑)。プロのゲームデザイナーさんはすごいっていうことが、よくわかりましたね。
友達とボドゲ合宿するならコレやりたい! 堀江さんおすすめのボードゲーム3選
手持ちのスマホでVR体験! 最新版「伝言ゲーム」
まずは「モニャイの仮面」ですね。「ボドゲであそぼ」で初めて知りました。ゲストと毎回ボードゲームをしながら紹介する番組だったので、いろんなゲームに出合えたんです。仮面をつけて映像を見た人が、見ていない人に伝言ゲームをする感じです。
▲専用アプリに従い、粘土とタイルで海底神殿の地図を完成させていく協力型ゲーム。「月刊ムー」とのコラボでも話題になった。
VRを使って遊ぶっていうのが今っぽくて斬新ですし、協力型のゲームだから、いさかいも起こらずみんな楽しめるなって。
番組で遊んで楽しかったので、後日友達とも遊んじゃいました。今までにない新しさを感じるゲームですよね。もはやボードゲームの域を超えてる…!
▲プレーヤーは「ハコスコ」という仮面を装着し、目撃した情報をみんなに伝える。
戦略とバランス感覚が問われる! “映え”な立体交差ゲーム
うーん、恋人が普段はゲームやらない派だったら、オセロでまったりしたいですけど(笑)。カップル向けゲームって結構限られるんじゃないかと思って。ふたりで遊べるゲームはあるんですけど、ケンカになっちゃうものは避けたほうがいいような…あ、「トーキョーハイウェイ」は良いですね。
さっきお話した、スタッフさんたちとのボードゲーム会で出合ったゲームです。これも、いさかいが生まれないし、デザインがオシャレです。
▲「次どこに置こっかな〜」と悩む堀江さん
道路になる板と、柱になるコマを組み合わせて、より多くの車が走れるハイウェイ、つまり高速道路を造り上げられた人が勝ちっていう2人用ゲームです。単純に相手と競うのも面白いんですけど、ゲームが終わって高速道路が出来上がったときの見た目がめっちゃ良いという…いわゆるインスタ映えする感じで。
▲「良いセンいってたのに崩壊した〜!」という、バランスゲームの要素もあり。
対戦だけでなく、レゴブロックみたいに楽しめるところがいいんですよね。「すごい作品ができたな〜」みたいな。ビジュアルのパワーで、あんまりボードゲームをやらない人を“沼”に引きずり込むのにも良いです(笑)。
はい! 最初は「いさかい起こらない系」を使って勧誘します。でも、もうひとつおすすめの「ワンナイトマンション」は、ケンカになっちゃうかも…。典型的なだまし合いのゲームです。
▲役割・部屋・投票がカードで割り振られている「ワンナイトマンション」。
「人狼ゲーム」に似てるんですけど、カードをうまく使っていて、ゲームマスター(司会役)がいなくても遊べるのがすごい。「人狼」よりも、短時間で終わるので、トライしやすいかもです。
いろんなキャラクターがいるので、最初に役割を覚えるのだけ、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、1度プレイすればもう何回でも遊べちゃいます。ウソつくのが楽しいです。絵柄もポップですし、誰も脱落しないので勧めやすいですね。
▲誰が犯人かを推理! 投票先を決める瞬間はハラハラもの。
時間があるなら手軽なゲームをたくさんやりたいですけど…最初はどれで場を温めようかな? 最初っからギスギスしちゃうかもしれないゲームは避けた方がいいですよね。
さっき紹介した、いさかいが起こらない「トーキョーハイウェイ」とか、だまし合いだとしても笑顔で終われそうな「ワンナイトマンション」かな。
それが終わったら、ちょっとずつ重くしていって…やっぱり最後には「レジスタンス・アヴァロン」とか、2陣営に分かれて相手を剣で突き刺す「ブラッドバウンド」で締めたいです。心の殴り合いになるようなゲームを最後に持ってきたい(笑)。
▲ホラー映画気分でスリリングなだまし合いができる「ブラッドバウンド」。血塗られた剣がセットになっている。(※メーカー在庫切れ 画像提供:Arclight, Inc.)
▲ゴキブリやカメムシなど、「嫌われ者」の名前を隠してカードを回していくゲーム「ごきぶりポーカー」。
ボードゲームは初めてという人が多いなら、まず「ごきぶりポーカー」ですね。ウソついたり、つかなかったりしながらカードを出していくゲームなんです。僕はめっちゃ弱いんですけど、でもうまく人をだませたときの快感は好きなんですよね…。一緒に「ボドゲであそぼ」に出演してた岡本信彦さんは強かったです(笑)。
年明けから始まるアニメの「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」(TOKYO MX他)はぜひ観ていただきたいです。作家の青年と猫が同居する話なんですけど、それが両方の視点から描かれてるっていうのが面白くて。僕は主人公の親友の役で出演します。
あと、放送時期は来年4月なのでちょっと先なんですが、「さらざんまい」(フジテレビ他)っていう作品に出演します。僕がずーっとファンだった幾原邦彦さん(「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」など)の監督最新作なんです! 収録は終わっているので、あとはファンとして放送を楽しみにしてるところです。
一見フツウの温泉旅館に450個のボードゲームが集まったワケ
▲看板猫の「ミルク(メス・10歳)」と池谷さん。ミルクのほか、マロ、サスケ、レオ、デビルと全部で5匹の猫を飼ってらっしゃるそう。
大学生のとき、ボードゲームにハマったんです。キャンプサークルに所属していたのですが、先輩の中にボードゲーム好きな人がいて、みんなでテントで遊んだのがきっかけです。特に「人狼ゲーム」をよくやりましたね。「人狼」ならキャンプの荷物も増えませんし。
キャンプ場以外でもゲーム会をしていたんですが、そこで「カタン」に巡り合ってしまって…その場でAmazonでポチりました。
始めは、「カタン」のように自分が遊んで面白かったゲームを少しずつ集めていったんですが、調べていくうちに、次第に、面白そうだと感じただけでも買うようになってしまいました。
大学を卒業して、実家の旅館(みたけ)を手伝うようになってからは、この宿でボードゲームを楽しんでもらえたらいいな、という考えも出てきて、購買意欲が増してしまい、今のような状態になりました。一番好きなのは「モダンアート」っていうゲームなんですが、それは各国版で7種類くらい持ってます。
▲日本語版「モダンアート」(New Games Order, LLC.)。
旅館に置くゲームは、自分では苦手だなと思うジャンルのゲームでも買うようにしていますね。ファミリー向け、カップル向けなど、お客さまを想像して選ぶこともありますし、話題作をご用意しておいたり。
ボードゲームカフェなら、お客様がもともとボードゲームを目当てでいらっしゃると思うんですが、私たちの場合は必ずしもそうではないんです。この宿が初めてボードゲームに出合う場になることもあります。たまたま同じ日に宿泊された、「ボードゲームは初体験」というお客様同士で遊ばれていることもあるんですよ。
実は、うちは「猫がいる旅館」として知られていて…ゲームよりも猫がお目当てでいらっしゃるお客さまが多いですね。テレビで取材されたこともあります。
ご家族でいらっしゃる方には「キャプテン・リノ」をお勧めしたいですね。カードを積み上げていくゲームなんですが、お子様と一緒に遊んでもらえます。うちには巨大版(寸法比で通常版の約3倍ものサイズがあり、うまく積み上げると3メートルにもなる)があるので、小さい子もワクワクしてくれます!
▲(左)「キャプテン・リノ(通常版)」、(右)「キャプテン・リノ巨大版」11月24日に新版再販予定。(画像提供:SUGOROKUYA Co., Ltd.)
堀江さんが遊ばれていた「KLASK」もいいし、「ガイスター」や「パッチワーク」かな。「パッチワーク」はアプリも個人的に大好きなんですが、もう4000回もプレイしてしまっていて…とにかくやってみてほしい(笑)。
▲池谷さんから「KLASK」のルール説明を聞く堀江さん。
次回は、池谷さんお気に入りの「モダンアート」をはじめ、海外の名作ゲームを日本に多数紹介されている会社を訪問。ニューゲームズオーダーの制作責任者・吉田恒平さんのインタビューをお届けします。<第4回は11月24日(土)公開!>
撮影/笹井タカマサ 取材・文/ミヤザキユウ デザイン/桜庭侑紀
ロケーション協力/温泉旅館・みたけ
電話:0460-84-8344
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原937
アクセス:小田急線箱根湯本駅からバスで約20分
1993年5月25日生まれ。大阪府出身。
主な出演作に「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」(サトゥー/鈴木一郎)、「アイドルマスター SideM」(ピエール)、「ナナマル サンバツ」(越山識)、「十二大戦」(寝住)など。
2019年は「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」(矢坂大翔)、「さらざんまい」(陣内燕太)の出演が決定している。
は近日公開!
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、堀江瞬さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
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\SparQlew(Kiramune)1周年! 来春は「さらざんまい」も/#堀江瞬 サイン入りポラを3名様にプレゼント!
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年11月23日
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・応募〆切は11/30(金)12:00
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2018年11月23日(金)18:00〜11月30日(金)18:00
- 当選者発表日/12月3日(月)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから12月3日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき12月5日(水)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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