やはり一番叩きやすいのがこのグループということだろう。

 大晦日恒例の「第69回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が11月14日に発表された。

 約3年半ぶりにリリースしたシングル「U.S.A.」で今年再ブレイクを果たしたDA PUMPが16年ぶりの出場。また、日本を代表するロックバンドであるX JAPANとL’Arc〜en〜Cielの双方の顔ともいえるYOSHIKIとHYDEがコラボした「YOSHIKI feat. HYDE」など、初出場は計6組。

 原爆Tシャツ騒動の渦中にある防弾少年団(BTS)は落選。3月に発売された代表曲「Lemon」のミュージックビデオが、YouTubeで累計2億再生を突破して、紅白初出場に期待がかかっていた米津玄師も参加とはならなかったようだ。

 その他にも、09から14年まで6回連続で出場していた水樹奈々が今年も惜しくも出場を逃し、昨年同様にアニメファンからは悲しみの声が上がるなど、お目当てのアーティストの落選を残念がるファンの声が多数見受けられている。

 また、応援する歌手が落選した怒りの矛先を、出場するアーティストに向ける声も目立っているようだ。

「11月3日、1年10ヵ月ぶりに活動を再開させて2年ぶり10回目の出場を決めた、いきものがかりですね。先月24日にはボーカルを務める吉岡聖恵がソロ・ヴォーカリストとして初となるカバーアルバム『うたいろ』をリリースするなど、グループの活動休止期間中も音楽と向き合っていたようですから、そのパフォーマンスにブランクを感じさせることはないでしょう。

 ただ、ネット上では『活動していないいきものがかりが出るのは何故?』『いきものがかりは好きだけど 不公平さを感じる』『紅白に照準を合わせて活動を再開させた感じがする』などといった声も。確かに今年1年間、紅白出場を目指して頑張ってきたアーティストが多い中で、全く活動していなかったいきものがかりが出てくるという事実は、落選アーティストのファンにとっては残酷ですよね」(エンタメ誌ライター)

 いきものがかりは12年には紅組のトリを務めたこともあるため、トリで復帰を飾るプランもあるというが、そうなった時にはさらなる批判の声にさらされそうだ。

(田中康)