原稿用紙を埋めることだけに心を傾けた中学生の卒業文集がTwitterに投稿され、注目を集めている。

在学中の思い出や将来の夢などを綴る卒業文集だが、現在、愛工大名電に通うTwitterユーザーの亟さんが寄せた文章は、「今、僕は卒業文集を書いているところだが、正直に言うと書く事がなくて困っている」から始まる。続けて、「どうやってこの270字の用紙を埋めるか考えた結果」このような書き出しになったと説明。その後も、「思ってたよりも、用紙を埋めることができて一安心」「文章を書く才能があるのでは、と思ったが」など、心の動きを書き連ねた。そして、残り2行でついに「卒業にあたってだが」と書き始めるが、時すでに遅し。「もう用紙がないので終わりにする」と最後まで本題に入らず、作文を締めくくった。

「書くことがない」ということだけで270字の原稿を埋めた文章には、「小説家の才能がありますね」「ちゃんと最後のマスで終わらす辺り凄い」「ありきたりな思い出とか修学旅行や部活の事を書くより面白くて読みたくなる文章」といった声が多数。また、「西尾維新の文章の書き出しに似てる」「これで許した先生えらいです」という声も寄せられ、大きな反響となっている。