KDDIは11月1日、2019年3月期Q2の決算説明会を開催。登壇した高橋誠社長は、ドコモの2〜4割料金値下げ表明について、追従しない姿勢を示しました。

au高橋社長はドコモの値下げについて「(端末代金と通信料金を切り離す)分離モデルを中心に値下げしていくと理解している」とコメント。その上で、auでは2017年夏から分離モデルの『auピタットプラン』を導入し、すでに請求書ベースで3割の値下げを実現していると語ります。

また「我々は分離プランのトップランナー、ドコモさんより一歩先に宿題を済ませている」とも語り、値下げによって2017年夏からの累計で通信料収入が約3000億円減っているとコメント。なお、分離モデルでは端末購入補助(毎月割)が不要になることから、収益面での影響は少ないとも明かします。

このように、ドコモの値下げは自社の後追いという見方を示したほか、菅官房長官の『4割下げろ』発言を受けた、これ以上の値下げについても、慎重な姿勢を示しました。