試合後、報道陣の前に現れた東口順昭は、勝利にもかかわらず笑顔がなかった。

「結果としてまず4点取れたというのはチームとして成長していく上で必要な得点だったと思います」

勝利に触れたのはここまで。そこからは反省の言葉が続く。

「3失点でお粗末な失点の仕方もありましたけど、その中で飲まれず最後までやれたのはよかったと思いますが、個人としては3失点目を含めて、修正する部分はたくさんあるかと思います」

2失点目はバックパスをさらわれた、GKとしては仕方がない失点だった。ではクロスをヘディングで折り返され、エディソン・カバニに詰められた1失点目は今後どうすれば防げるのか。

「1失点目はどうにか体に当てに行けたら防ぐチャンスがあるかなという状況でした。クロスは飛び出すのは難しかった場所だったのですが、飛び出して触れたら失点にならなかったと思うので、守備範囲の修正もやっていかなければならないと思います」

75分の2失点目はカバニからフリーになっているホナタン・ロドリゲスにパスが通り、角度は狭かったが打ち抜かれた。そんな1対1の場面を東口は悔やむ。

「3失点目はしっかりと取っていかなければいけない。シンプルなシュートなので、あれは取っていかなければいけないと思います」

もっともビッグセーブも見せ、カバニから「ナイス・セーブ」と声をかけられる場面もあったそうだ。今後、代表の正GKに定着する自信は付いたのか。

「最初のCKは防げましたけど、ああいう高いレベルで出し続けるというのが次の課題になってくると思いますので、90分通して高いセービングをするというのを求めてやっていかなければいけないと思います」

そう語り、東口は厳しい表情のままうなずいた。

【森雅史/日本蹴球合同会社】

▼ 東口順昭

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 東口順昭

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ ウルグアイ戦の先発イレブン

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 森保ジャパンは、ウルグアイ撃破で3連勝

(撮影:岸本勉/PICSPORT)