ダブルスでは決勝進出を決めたストリコバも大坂に脱帽

 テニスの「東レ パンパシフィックオープン」(アリーナ立川立飛)は21日、シングルス準々決勝を行い、全米オープンを制した世界ランク7位で第3シードの大坂なおみ(日清食品)は同25位のバルボラ・ストリコバ(チェコ)と対戦。6-3、6-4でストレート勝ち。2大会ぶりの4強入りを決めた。対戦相手のストリコバは大坂の強さに脱帽。称賛を送っている。

 大坂に敗れたストリコバ。前日(20日)の2回戦で3時間超えの死闘を終えた直後には、ダブルスにも出場。計4時間19分を戦い抜き、そこからの連戦による疲労を認めつつも、大坂の強さを称賛した。

「最高の試合にはなりませんでした。それ以上に大坂選手が素晴らしく、なんとかできるようなレベルではなかった。大事なところでレベルアップした。彼女の良いところが出た」

 さらには「彼女のサーブは必要な時に威力を発揮した。全体的に試合運びがうまかった。さすがはグランドスラムで優勝しただけのことはある」と賛辞を並べた。

 過去には大坂について、「新幹線」というニックネームをつけたストリコバ。「素晴らしいサーブは今のテニスでは必要なスタイル。それを見事に全うしている」とパワフルなサーブ、ストロークを改めて高く評価していた。

 一方で大坂との試合後に行われたダブルス準決勝で勝利を収め、22日の決勝進出を決めた。今度は加藤、二宮の日本勢と頂点を争う。

「素晴らしい選手が相手。とてもいい試合になると思っている。お客さんは彼女たちを応援するでしょうが、私は楽しみです」と意気込んでいた。(THE ANSWER編集部)