いま話題を集めている「炊き肉」をご存じだろうか?

鹿児島生まれの絶品料理が、恵比寿駅からすぐの場所で味わえるのだ。店内は常に満席で女子率高め。

一度食べたら箸が止まらない、驚きの美味しさ!その魅力をお伝えしよう!



「炊き肉 ロース・カルビ・和牛すじ」(1人前2,580円)
鹿児島発祥の「炊き肉」は今抑えておきたい注目ワード!

「炊き肉」という料理をご存じだろうか? 聞き慣れないワードかもしれないが、すでにグルメ界では各方面で話題に上る今知っておきたいキーワードのひとつとなっている。

「炊き肉」とは、鹿児島県で30年ほど前に誕生した『炊き肉 牛ちゃん』のオーナー上村氏が考案したオリジナル料理。鹿児島の知る人ぞ知る料理が、2015年に東京・恵比寿へ進出。

本店から受け継いだ秘伝のレシピはそのままに、恵比寿店ならではのこだわりをプラスし、さらにパワーアップした「炊き肉」の魅力を美味しい食べ方とともにお伝えしていこう!



火加減は炊き肉を熟知したスタッフに任せよう!
特製鉄板の力で肉と野菜の旨みが凝縮

「炊き」とは九州地方の方言で「煮る」という意味。しかし、「炊き肉」の「炊く」には、煮るだけでなく、野菜の出汁で肉が炊かれるという意味も込められた奥深い言葉。

テーブルに登場した肉と具材が盛られた鉄板は、ぱっと見た感じは平たく、焼くのでは?と思ってしまう。

実はこの鉄板、真ん中の部分がくぼんでおり、この中心部分だけが熱くなるように設計された『炊き肉 牛ちゃん』特製の鉄板。この鉄板で炊くからこそ、肉の旨みがたっぷりと引き出されるのだ。

万能ネギが入った秘伝の出汁がグツグツと煮えてきたら、いよいよ炊き肉のスタート。



中心部には、カルビや和牛すじなども入っている
全体に万能ネギを散らすのが美味しく食べるポイント

グツグツと出汁が煮え始めたら、万能ネギを肉の上にのせながら全体に散らすのがポイント。この工程を経ることで、肉と野菜の旨みが全体に行き渡っていく。



土手を崩しながら食べ進めていこう!

万能ネギを散らした後は、鍋のくぼみの周りを囲む肉と野菜で作られた土手を内側から少しずつ崩すように、鍋の中心に入れて炊きあげていこう。



タレはお肉の先に少し付ける程度がお店のおすすめ
牛肉とは思えないほどあっさり!その秘密とは?

炊きあがった肉は、特製ダレで召し上がれ。

一見、かなり濃厚な味わいを想像しがちな「炊き肉」。味は確かにしっかりと濃厚であるが、油っこさを感じることはない。それは、同店で一頭買いしている名人和牛オレイン酸55%に秘密がある。

高級配合飼料「名人」を与えて育った牛肉は、融点が低く、あっさりとした脂質になるのが特徴で、牛肉を食べていることを忘れてしまいそうなほどスルスルと胃に収まっていく。


美味しすぎて箸が止まらないんです!絶対に食べてほしい!



メニューにはのっていないので、スタッフに声をかけよう
特製ダレの味変で、追加オーダーも余裕に!

また、特製ダレに味の変化を加えるのも一興。酢や豆板醤を加えると、ひと味違った味わいとなり、飽きることなく食べ進めることができる。

なかでもイチ押しの味変は「レモン」。濃厚な特製ダレに、レモンの爽やかな酸味がプラスされ、食欲も刺激される!



豆板醤でピリッと辛味をプラスするのもおすすめだ

この味変で勢いを付けながら、トッピングの「ヒレ」(3,480円)や、「リブロース」(2,780円)などの希少部位を追加オーダーしていこう!



チーズトッピング(有料)でさらに濃厚さがアップ!
旨みが凝縮された出汁を〆でフル活用!

もちろん「炊き肉」にも〆がある。

「〆 チーズリゾット」(500円)や「〆雑炊」(300円)、「〆うどん」(300円)などのなかから、今回は「和牛すじ黒カレー雑炊」(500円)にチーズトッピングでオーダー。

名人和牛の旨みがたっぷり入った出汁に、自家製の和牛すじ黒カレーが加わり、「炊き肉」のラストをバシッとしめてくれる一品だ。



九州の甘めの醤油で召し上がれ
サイドメニューも充実!必食の逸品はコレだ

「炊き肉」だけでなく、サイドメニューも充実している同店。

なかでも人気は「うにく」と「にくら」。A5ランクの名人和牛で酢飯を巻き、その上に国産いくらと、うにをのせて軍艦にした逸品。

「寿司屋かと思うくらいよくオーダーされます」と取締役・田畑さんは笑う。



恵比寿駅から徒歩3分。路地に位置した隠れ家感にもそそられる

「名人和牛」を一頭買いしていることから、かなりリーズナブルな価格で提供を可能にしている『炊き肉 牛ちゃん 恵比寿店』。



店内は死角が多く、隠れるにはもってこい!

予約がとれない名店になること間違いなしの美味しさを、ぜひ味わってみて欲しい!