「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日〜9月9日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第21シードの錦織圭(日本/日清食品)がガエル・モンフィス(フランス)と対戦。錦織が6-2、5-4(RET)でモンフィスの途中棄権により勝利し、2年ぶりとなる3回戦進出を果たした。試合時間は1時間17分。

錦織は3回戦でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンはジャウメ・ムナール(スペイン)を破っての勝ち上がり。

第2セットもモンフィスのサービスゲームから。第2ゲームで錦織は15-40とブレークポイントを握られると、モンフィスにリターンエースを決められ、1ブレークダウンとされた。

さらに第6ゲームで錦織は自身のミスが続き、15-40と2本のブレークポイントを握られてしまった。錦織はこのピンチを粘り抜き、合計5本のブレークポイントをしのいでキープした。

第7ゲームで錦織のボレーを至近距離で受けたモンフィスは、その衝撃が強かったのか右手首をしきりに気にしていた。そしてゲームの途中でベンチに戻り、トレーナーに診てもらっていたが、特に治療などは行わずに試合は再開された。再開後、錦織はデュースの末にブレークポイントを握るとこのチャンスをものにし、ブレークの数で並んでゲームカウント3-4とした。

第7ゲーム終了後にモンフィスは再度トレーナーを呼び、右手首にテーピングを施していた。

そして第9ゲームで錦織がブレークしたところでモンフィスが途中棄権を申し出て、錦織の3回戦進出が決まった。

試合後のインタビューで錦織は「モンフィスのリタイアはとても残念。自分も怪我を経験してきたが、とても残念だ」と語った。

テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」1回戦のときの錦織
(Photo by Elsa/Getty Images)