土日2日間(8月18日〜8月19日)の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、空知英秋による人気漫画を小栗旬主演で実写化した映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』が1位スタートを切った。

 2017年の実写邦画No.1の成績をおさめた映画『銀魂』の続編として製作された本作。前作に続いて福田雄一監督がメガホンを取って完成させ、17日に初日を迎えた。都内で行われた初日舞台あいさつでは、小栗が『パート3』に向けて意欲を語る一幕もあった。原作は9月15日発売の「週刊少年ジャンプ」42号(集英社)で最終回を迎えることが同38号で発表された。

 わずか2館から公開が始まり、SNSなどの口コミで話題となっている映画『カメラを止めるな!』が今回のランキングでは8位に。6月23日に公開され、劇場公開の規模を広げている同作が先週の11位から3つ順位を上げ、トップテン圏内に戻ってきた(8月4日〜8月5日のランキングで10位)。

 ほかの新作映画では、鈴木央による人気コミックを基にしたアニメ作品『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』が5位、「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる作家・森見登美彦の小説を映画化した『ペンギン・ハイウェイ』が10位にそれぞれ初登場となった。

 人気ドラマを映画化し、3週連続の1位を獲得する強さを見せていた『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』は公開4週目にして1位の座を『銀魂2』に譲り、2位となっている。

 今週は『検察側の罪人』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』『映画ドライブヘッド〜トミカハイパーレスキュー 機動救急警察〜』『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』『若い女』『皇帝ペンギン ただいま』『輝ける人生』などが公開される。(編集部・海江田宗)

【2018年8月18日〜8月19日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(初)『銀魂2 掟は破るためにこそある』:1週目
2(1)『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』:4週目
3(3)『インクレディブル・ファミリー』:3週目
4(2)『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』:3週目
5(初)『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』:1週目
6(5)『オーシャンズ8』:2週目
7(4)『ジュラシック・ワールド/炎の王国』:6週目
8(11)『カメラを止めるな!』:9週目
9(6)『未来のミライ』:5週目
10(初)『ペンギン・ハイウェイ』:1週目