ドジャース・プイグが突然激高し大乱闘が発生

 米大リーグでとんでもない乱闘劇が起きた。ドジャース・前田健太投手も登板した、14日(日本時間15日)の本拠地ジャイアンツ戦だ。激高したド軍のヤシエル・プイグ外野手と、ジ軍のニック・ハンドリー捕手を中心に、ホームベース付近で両軍入り乱れる事態となった。プイグが“右フック”を繰り出すシーンなど、MLBは公式インスタグラムで乱闘劇の一部始終を公開している。

 1点を追う7回2死で打席に入ったのはプイグ。カウント1-1から左腕ワトソンの甘いチェンジアップを打ち損じファウル。おそらくは甘いボールをミスショットした自らに腹が立ったのだろう。悔しそうにバットを宙に浮かすと、上から叩きつけるように右手でつかんだ。

 そこからだ。捕手のハンドリーと何事か口論が始まった。両者が接近し一触即発の事態に。興奮したプイグが左手でハンドリーの胸を小突いたのが“開戦”の合図。一気に両軍ベンチから選手が飛び出し大乱闘が始まった。

 火がついたプイグは止まらない。チームメートに静止されながらも、背中越しに“右フック”を繰り出すなど、暴れまわった。当人同士が引き離され、ようやく収まったが球場内は騒然とした雰囲気に。結局プイグと、ハンドリーには退場処分が下された。

ファンも戦慄「プイグ相手は勝ち目がない」

 騒動の一部始終をMLBは「ジャイアンツ対ドジャース戦でニック・ハンドリーとヤシエル・プイグを中心に、ベンチがもぬけの殻になった」と題して公開。大乱闘劇を目の当たりにしたファンも戦慄している。

「何てことだ」
「落ち着かないといけない」
「今年一番の乱闘だ」
「プイグ相手は勝ち目がない」
「なぜこんなことが起こった?」
「クレイジー」
「パンチを繰り出したのは一人だけだ」
「これはジョークだろ」

 前田はこの騒動冷めやらぬ同点の9回表に登板。1点を失い敗戦投手となった。(THE ANSWER編集部)