お盆休みの列島各地を、ゲリラ豪雨が襲っている。関東や近畿など様々な地域で、雷を伴った局所的な大雨に見舞われるケースが相次いでいるのだ。

そんな中、「雨柱」と呼ばれる光景の目撃報告も。晴れた空の一部を覆った黒い雲から、強い雨が真っ直ぐ下へと落ちていく――そんな瞬間をおさめた写真が、ツイッターへ続々と投稿されている。

都内では冠水、停電も

2018年8月13日午後、関東地方の各地を局所的な雷雨が襲った。東京都杉並区の京王井の頭線・久我山駅では、激しい雨により駅構内が冠水。また、雷などの影響により、東京・神奈川・茨城などでは計8000軒近くが停電した。

ゲリラ豪雨は近畿地方でも。13日夕頃には京都市内など、翌14日午後には大阪、京都の両県内の一部地域で、激しい雷雨が降った。お盆休みで観光に出かけていた人も多かったようで、ツイッターには、

「晴れの予報だった大阪に土砂降りのゲリラ豪雨が襲撃 大雨洪水警報で困ったことに」
「ゲリラ豪雨のせいで京都観光は途中で終わってしもた」

といった投稿も目立っていた。

そうした中、ゲリラ豪雨が生んだ幻想的な光景を目撃したユーザーも。晴れ渡った青空の中で、まるで滝のように一部分だけ雨が落ちている様子を撮影した写真が、ツイッターに数多くアップされているのだ。

まるで「雨のカーテン」のような一枚

なかには、激しく降る雨が「水の壁」のように見える風景を撮影した人も。京都・嵐山から撮ったもので、写真の左半分が雲と雨で白く覆われ、右半分は青空と緑の山々が広がっている。この幻想的な一枚には、投稿者自身も、

「境界線がすごすぎた、、、、笑 雨でこんなに境界できることにびっくりしたわ、、、神秘」

と驚きを露わにしていた。

ちなみに、J-CASTニュースの14日の取材に応じた京都地方気象台の担当者によれば、雨柱の光景は「決して、珍しいものではありません。この時期には、よく見られる現象です」という。

とはいえ、こうした自然現象に驚き、それを楽しむユーザーは少なくないようだ。先述の嵐山から撮影した写真には、「なんか『大きな木』に見える、、、神秘的だな」「凄い!!境界線がハッキリ」「雨のカーテン、凄いです」といった感動の声が相次いで寄せられていた。