よしもと主催の討論イベント『オモ論議』が1日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで開催された。

同イベントの立ち上がりは、よしもと芸人がお笑いの枠を超えて、よしもと所属の文化人たちと徹底的に論議するトーク企画としてスタートしたものだ。

今年の1月から不定期で開催されており、今回が7回目。芸人枠には…ほんこん(130R)、河本準一(次長課長)、五明拓弥(グランジ)、西村真二/きょん(ラフレクラン)、新山士彦/石井誠一(さや香)らが参加した。

文化人枠には…池内ひろ美氏(家庭問題評論家)、旺季志ずか氏(脚本家)、大原鶴美氏(コミュニケーションスキル講師)、高杉'Jay'二郎氏(ラジオパーソナリティ)、藤川奈々氏(ライター)、ムウェテ・ムルアカ氏(国際政治評論家)、山瀬理桜氏(ハルダンゲルヴァイオリニスト)らの顔ぶれだった。

▼ 7回目の開催となった、討論イベント『オモ論議』

司会は、あべこうじと門脇佳奈子が務めた


会場で与えられた議題には「終活プラン」があり、賛否の意見が飛び交った。

その意見に判定を下したのは、終活カウンセラーの一面を持つ、高杉氏。「会場にも、一人暮らしの人はいませんか?」と問いかけ「不慮の事故にあったらどうします?居住スペースの大家さんの連絡先は、家族の誰も知らないでしょ?遺影にする写真があったとしても、若い人ほどパスワードが掛かっていて用意しにくいはず…」等々、残された人にとって混乱する事例を紹介した。

▼ 「終活プラン」の考え方には、意見が分かれた

写真中央は、終活カウンセラーの高杉'Jay'二郎


終活プランは、それぞれの考え方がぶつかり、反対意見も半数近くあった。

そんな中で、ほんこんは、墓に入らず「散骨って決めてんねん」とキッパリ。「俺が去っていくことをイメージしていて、当然のこと、残された者が人生を歩んでいくのに、迷惑かけたら、あかんやんか。なので出来るだけのことを思ってて、散骨って決めてんねん」と話した。

▼ 墓に入らず「散骨って決めてんねん」と、ほんこん


「墓に入らへんのは、墓参りが大変やん。今の子供なんか、どこに就職するか分からへんから、散骨でええわ。家に写真だけ置いとって、手を合わせてくれれば、ええがなって言ってある」と家族での確認事項を伝えていた。