ビジネスチャット「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパンは、「昭和的働き方についての意識調査」の調査結果を発表した。同調査は、男女会社員624人の回答をまとめたもの。

調査の結果、回答者の54.6%が自身の勤める会社を「昭和的な会社だと感じる」、19.6%が「イマドキな会社だと感じる」、25.6%が「どちらでもない」と回答した。

年代別では、すべての年代で、自分が勤める会社を「昭和的な会社だと感じる」回答が最多となり、30代では60.9%が「昭和的」だと回答した。

昭和的な働き方についてのイメージで最も多かった回答は、「休暇が取りづらい」(56.3%)だった。これに「働く時間が長い」47.9%、「残業が評価される」43.3%が続いている。

一方で、イマドキな働き方についてのイメージは、上から「休暇が取りやすい」(54.3%)、「仕事が終わればすぐに帰っても良い雰囲気がある」(45.5%)、「残業時間と評価は関係ない」(43.3%)という結果となり、「休暇」「労働時間」「残業に対する評価」に関する違いが昭和的な働き方か、イマドキな働き方かを分ける傾向となった。

昭和的な会社・働き方についでどう思うかを聞いたところ、18.1%が「良いと思う」、51.8%が「どちらでもない」、30.1%が「悪いと思う」と回答した。年代別にみると、「悪いと思う」回答は50代が21.2%に対し、20代は45.5%となり24.3ポイントの差が明らかになった。

昭和的な働き方の悪い点を聞いたところ、一番多い回答は「慢性的に残業がある」(55.8%)だった。次いで、「業務の進め方が非効率的」(47.6%)、「IT利活用が進んでいない」(42.8%)という結果となり、IT利活用を含む業務効率化がなされず、残業が慢性的になっていることを昭和的働き方の悪い点とする傾向となった。

昭和的な働き方の良い点を聞いたところ、一番多い回答は「年功序列で昇進、昇給できる」(45.8%)だった。これに、「残業代が稼ぎやすい」(32.2%)、「社員同士の仲がいい」(31.7%)という結果となり、「給与」・「人間関係」に関わることを昭和的な働き方の良い点とする傾向がわかった。