都市部やイベントなどでは、猛暑や暑さ対策として「ミスト」が利用される。
ミストは、水を霧状にして噴霧することで、気温や体温をさげて、涼を得ることができる。
ミストは水を霧状にして吹きかけるので、ミストを浴びると当然、濡れてしまう。
しかし、最近のミストは、「濡れない」のだという。
ノズルメーカーのいけうちは、霧吹きの霧よりはるかに細かい霧を利用した冷房製品「COOLJetter(クールジェッター)シリーズ」や、冷房装置「涼霧(りょうむ)システム」を手がけている。
同社は、
・学校
・工場
・公共施設
・屋外
・広い空間を有する屋内施設
などにおいて、暑さ対策として効果を発揮する製品を「第4回 猛暑対策展」に出展した。
■クールジェッター シリーズ
・濡れない霧
・ファン送風
を組み合わせたクールジェッターシリーズは、据え置きタイプのCLJ-S-EやキャリータイプのCLJ-CSA、ポンプ別置タイプのCLJ-300-KUなどがある。
クールジェッターシリーズは4種類の製品バリエーションがある
キャリータイプの「CLJ-CSA」は、水と電源があればその場で利用可能。キャスター付きで移動もラクラクなスグレもの
ファンの前面にノズルを取り付け、ノズルから噴射する微細な霧をファン送風と組み合わせることで、
・熱暑対策
・乾燥対策
・粉塵対策
に効果を発揮する。
家庭用よりもやや大きめの業務用扇風機のようなサイズ感のため、屋内や屋外を問わず手軽に設置できるのも特徴だ。
■涼霧システム
いけうちでは、涼霧システムとして街などで見かける霧の冷房装置も手がけている。製品からシステムまでを提案できるとのこと。
涼霧システムの導入事例など
いけうちの涼霧システムは学校や工場、公共施設に導入されている。
他社のミストシステムに比べると、
・霧が細かい
・ノズルの目詰まりがしにくい
・磨耗に強い
といったメリットがあるそう。
他社では空気とミストを混ぜて噴射しているのに対して、
いけうちの涼霧システムでは、水圧で微細な霧を噴射しているため、圧倒的に静かなのも大きな特徴だという。
たしかに、ほかのブースからは「シュー」という大きな音が聞こえるが、いけうちのブースからはほぼ聞こえなかった。
前述のクールジェッターにおいてもその点は同じで、霧が勢いよく噴射しているにもかかわらず、噴射の音はほぼしていなかった。
さらに音だけではなく、発熱もほぼなく、省エネである点も特徴だそうだ。
撮影・執筆:2106bpm
PCMAX
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