そのため、同社では特に相談の多い人事制度・評価体系の見直し、ハラスメント問題に対するアドバイスなど、中小企業が抱える人事課題に対して、社長や人事担当の右腕となり二人三脚で支援を行うのが特徴だ。

 その際、経営層の独壇場にならないよう、社員の意見を吸い上げフィルターを通して報告することで、社内連携を図っている。

 今後はAIと人事のさらなる融合が予想されるため、常に情報を更新し課題解決に一層貢献していく。 企業の人材不足が深刻になる中で、会社の制度に合わないがために退職する社員が増える前に、人事制度や評価制度の再構築が不可欠だ。

 モアコンサルティンググループでは、企業の目標や考えを反映させた新しい人事制度や評価制度構築を行っている。 中でも「グッドライフデザイン人事制度」は従来の会社視点の人事制度に社員の幸せに基づいた個人視点を加えた制度で、会社・社員の幸福を同時に実現することを目的としている。

 この制度では、会社視点での目標・評価以外に、個人視点による目標設定・達成・自己評価があり、社員は自己の幸せを考えて、例えばスキルアップを目指したり、ライフを重視して仕事をセーブするなど、働き方について自分の軸で考えることが可能。 そして会社は社員の考えを肯定し、報酬などの処遇とは別で協力・支援を行う。これにより社員もモチベーション高く働き続けることができるため、離職防止につなげることができる。