短期間に価値が乱高下することで話題となっている仮想通貨。
先日、仮想通貨「NEM(ネム)」の流出問題が大きなニュースとなっている。
仮想通貨の代表格として広く知られているは「ビットコイン」だ。
しかし。実は、仮想通貨にはビットコイン以外にも多くの種類がある。
それぞれ特徴があり、こうした新興の仮想通貨のことをアルトコインという。
主なアルトコインの種類や特徴について見てみよう。
●ビットコインの‘代わり'? アルトコインとは
アルトコインは、「Alternative Coin」を略した言葉で、「代わりのコイン」という意味。
ビットコイン以外の仮想通貨を総称する言葉だ。
基本的な仕組みはビットコインと同様だが、問題点を改善し、ビットコインの補完や置き換えを目指して作られている。
現在、世界には1500種類以上のアルトコインがあると言われているが、その数はさらに増えている。
それぞれのアルトコインは、個別の特徴を持っており、個別のレートで変動している。ここでは、その中でも特徴的な4つのアルトコインについて、解説してみよう。
・イーサリアム
ビットコインに次ぐ市場規模を持つ、メジャーなアルトコイン。
特徴は、金銭の取引だけでなく、契約の内容も記録する「スマートコントラクト」という技術を採用していることだ。
これにより、契約の安全性や透明性も確保できるため、金融商品のやりとりなどでも利用が可能になる。
・ライトコイン
ビットコインの問題点を改善する目的で作られたアルトコイン。
仮想通貨のビットコインが‘金'(ゴールド)ならライトコインは‘銀'(シルバー)を目指している。
取引承認時間が短いことが特徴で、ビットコインは約10分かかるところを、4分の1の約2.5分にしている。
・モナコイン
日本が発祥の仮想通貨プラットフォーム。
ネット掲示板の‘2ちゃんねる'で、かつてよく見られたAA(アスキーアート)の‘モナー'がモチーフになっている。
Twitterアカウントがあれば利用でき、Twitterを介しての送金もできる特徴がある。
・LISK
イーサリアムと同様に、スマートコントラクト機能を持つのが特徴だ。
広く採用されるプログラミング言語「JavaScript」で開発されている。
処理速度が速く、さかのぼっての修正ができるなど柔軟な対応が可能となる。
Microsoftとパートナーシップを結んでいる。
そのほかにも、市場規模が第三位の「リップル」、ビットコインから分裂・派生した「ビットコインキャッシュ」などもある。
アルトコインには、それぞれ特徴があり、変動の仕方も異なる。
決済目的と投機目的、どちらにしても、利用可能なサービスや特徴を知ってから取り扱いをしてみるといいだろう。
また、何より気をつけなければいけないのが、取引所の選定だ。
今回、NEMが流出したのも、NEM自体の問題ではなく、取引所のセキュリティの問題だからだ。
まず、金融庁が認可した仮想通貨交換業者であるかどうかを確認しよう(今回事件を起こしたコインチェックは、正式認可前の「みなし業者」であった)。
その上で、ネット上の評判なども参考に、信頼できる取引所であるかどうかを判断することが必要だ。
PCMAX
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