餅は日本の新年にとって欠かせない食品だが、餅による窒息事故が毎年のように起きているのが実態だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、餅は可愛らしく、美味な食品だが「命取りにもなりかねない」食べ物であると伝えている。

 餅は日本特有の食べ物ではなく、中国にも韓国にも存在するが、中国ではすべての地域で食べられているわけではない。それゆえ日本では新年になると毎年のように餅を喉につかえて死亡する事故が起きることが驚きのようだ。

 まず記事は、日本の餅について、蒸したもち米をついて作られる食品で、焼いたり煮たりして食べられていることを紹介し、特に日本では新年の際に雑煮を食べて祝う習慣があることも伝えた。

 続いて、日本の餅は非常に粘り気があるために、大きな餅を良く噛まずに飲み込んでしまうと、喉に詰まらせて窒息してしまう危険性があることを紹介している。特に高齢者は注意が必要で、餅を喉に詰まらせて救急搬送された人のうち、90%以上が65歳以上であることも紹介し、驚きを示した。

 さらに記事は、餅は白くて可愛らしい見た目であり、実際に「美味しい」と紹介する一方で、気をつけないと「命取りにもなりかねない」食べ物だと伝えている。日本を訪れる中国人も餅を食べる機会があることだろう。初めて食べる場合は、くれぐれも喉に詰まらせないように気を付けて味わってほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)