茅野愛衣が演じるさやかに、絶対的な安心感を抱いた
- 演じるうえで難しかったシーンなどはありましたか?
- リサと神社で話すシーンですね。まさに「神にも悪魔にもなれる」という話題で、大事なシーンでもありました。相手と細かく掛け合うようなシーンではなく、僕のセリフが長かったので、ある程度、自分で明確にイメージして演じられるシーンではあったんです。でも、言葉のニュアンスを少し変えるだけで捉え方も変わってくるので……難しいシーンだなと思って、家で何度も練習して臨みました。
- どのようにそのニュアンスをイメージするのでしょう?
- 「神と悪というテーマを、甲児はどんなふうに感じているんだろう? 甲児はどれくらい理解しているんだろう? どういう心境でこのセリフを呟いているんだろう?」って。……でもこれはねえ、頭では理解できないというか、「この辺だろうな」みたいな感覚でしかないんですよ、やっぱり。さらに実際の収録では相手もいますから、家で練習したものとまったく同じようにできないっていうのはよくあることなんですけど……難しかったですね。
- いまおっしゃったように、アフレコでのお芝居は相手とのコミュニケーションも影響してくるということで、実際に掛け合いをしているなかで気がついた点などはありましたか?
- 愛衣ちゃんが、さやかをどういう感じで演じるのかなあ? と思っていたんですね。僕自身、さやかについては「少し大人の女性」というイメージがあったんですが、これまでご一緒させていただいた作品では、愛衣ちゃんってどちらかと言うと若いキャラクターを演じられている印象だったんです。だから、「今回はどんなお芝居をするんだろう?」って思っていたら、すごいお姉さんっぽいさやかだった。そのお芝居を受けて、完全に委ねられるなあと思いましたね。
- とくにどんなシーンでそれを感じましたか?
- ネタバレしちゃうから詳しくは言えませんが(笑)、ふたりの距離感に関わってくるようなシーンですね。愛衣ちゃんが演じるさやかの大人っぽい雰囲気があったからこそ、甲児のマイペースさがうまく出せたんじゃないかと思うんです。やっぱり実際に掛け合ってみないとわからないシーンでしたね。ああいう……甲児が青いシーンはね(笑)。
- そうですね(笑)。甲児の“青さ”が絶妙に表現されていると感じました。
- 青く演じるとすごく嘘くさく感じてしまうし、小僧っぽく青く演じると、あざとくなっちゃう。できるだけナチュラルにやらないとって思っていましたが、大人っぽくさやかを演じる愛衣ちゃんがいてくれたので、それは余計な心配でした。
- 男女の関係性の描かれ方もリアルでした。「よくあるよね、こういうこと」って(笑)。
- そうそう! そうなの(笑)。さやかと炎 ジュン(声/小清水亜美)の、あの女性同士のやり取りがリアルですよね。女の子たちって、ああいうふうに話しているんだろうなあって(笑)。
- ですよね(笑)。みなさんすごくナチュラルに演じられていたので、違和感なく感情移入できましたが、難しいシーンだったのですね。
- そうですね。演じる意識が強いとすごく変な感じになっちゃうので、自然にそういう空気が出るといいなと思いました。でもね、やっぱりそれは、相手役の方と掛け合って初めて成立することなので、愛衣ちゃんに助けられましたね。
「毎週どこかでなにかをやっていそう」今年はより活動的に!
- そうして完成した『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』をご覧になって、どう思われましたか?
- すごい迫力でした。『マジンガーZ』がTV放映された1972年当時も、おそらく「すごいロボットアニメだ!」って話題になったとは思いますが、それがあっての45年の進化ですよね。描写と迫力……後半は必殺技のオンパレードですし(笑)、そこに至るまでにもいろんな要素が盛り込まれています。
- いろんな要素が詰まっているという点が、まさに昭和のアニメっぽいなあと懐かしさを感じました。
- そうそう! 「神と悪」といった深いテーマや、大人になった甲児とさやかの関係。それにプラスして、リサという存在も登場して。3人のストーリーがあるなかで、要所要所にボスたちのコメディ要素も入り、永井(豪)先生らしいセクシーなお姉さんも出てくるっていう、もうフルコース。「全部乗せ」みたいな感じで楽しんでいただけると思います(笑)。
- だからこそ、『マジンガーZ』を見ていた方もそうでない方も、十分に楽しめる作品ですね。
- 本当に。『マジンガーZ』をご覧の方も、当時とはまた違う楽しみを見出せるような、満足していただける作品です。そして、『マジンガーZ』にまだ触れたことがない方も、アニメーションが好きであれば、それぞれに必ずハマるエピソードが散りばめられていますので、ひとりでも多くの方に見ていただければ嬉しいです。まずはとにかく劇場に足を運んでいただきたいですね。
- 2018年がスタートしましたが、森久保さんご自身としてはどんな年になるでしょう? 新たにチャレンジしたいことなどはありますか?
- 2018年はね、いっぱいあるんですよ。ここ10年ぐらい、毎年いろんなことをやってきたんです。ライブツアーや声優以外のクリエイティブな仕事もいっぱいやってきて……それで、2017年はちょっと頭を休ませようと思ったんです。「早くモノ作りがしたい!」っていい意味のストレスを溜めていたので、2017年にインターバルを置いたぶん、今年はアクティブに動きたいと思っています。
- 先日、音楽活動10周年イヤーを記念したフルアルバムとベストアルバムの制作、ライブツアーの開催が発表されましたね。
- そうですね。すごいアクティブな年で、毎週どこかでなにかをやっていそうです。(体が)もつか44歳!? って感じですけど。ははは!
- 森久保祥太郎(もりくぼ・しょうたろう)
- 2月25日生まれ。東京都出身。B型。1996年に声優デビュー。主な出演作は『MAJOR』シリーズ(茂野吾郎)、『NARUTO -ナルト-』(奈良シカマル)、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ(寿 嶺二)、『弱虫ペダル』シリーズ(巻島裕介)など。2016年、第10回声優アワードで富山敬賞を受賞。2001年よりソロアーティストとして活動し、2017年11月には12thシングル『FIRE』をリリースした。
サイン入りポラプレゼント
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- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年1月9日- 受付期間
- 2018年1月9日(火)18:00〜1月15日(月)18:00
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- 当選者発表日/1月16日(火)
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- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから1月16日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき1月19日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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