お正月のおせち料理は総じて味付けが濃い。ごちそうを食べて口の中をさっぱりしたくなったら、抹茶を1杯いただいてみてはどうだろうか。中国メディア・今日頭条は12月28日、「おいしすぎて涙がほとばしる、京都の抹茶店神7」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「京都といえば抹茶、と考えている人も多いのではないだろうか。京都人は美食を愛することで知られており、最も本式の抹茶を味わいたいのであれば、これから紹介する店を訪れれば間違いない」として、以下に挙げる7つの抹茶・抹茶スイーツ店を紹介している。

 1.茶寮 都路里(つじり)・・創業150年を超える歴史を持つ祇園辻利の茶寮。抹茶ゼリー、抹茶ケーキ、抹茶アイス、抹茶かき氷など、純正なる宇治抹茶と現代スイーツの完美なる融合は、普段抹茶を飲まない人でも存分にその魅力を楽しむことができる。

 2.中村藤吉・・本家は宇治市に位置するが、地理に疎い観光客向けに京都市内にも店舗を構えている。看板メニューは生茶ゼリイで、濃厚ながらも決してくどくなく、抹茶アイスとのコンビネーションはたまらない。茶の味が強いので、抹茶を本当に好きな人におすすめ。

 3.ジュヴァンセル・・八坂神社前にある、人気の創作スイーツ店。目玉はふくよかな香りの抹茶チョコレートを新鮮な果物や団子などに絡ませる抹茶フォンデュ。

 4.茶寮 宝泉・・京都の有名な和菓子店による茶寮。店内は静謐かつ優雅であり、趣向が凝らされた設計の日本庭園を眺めながら、苦味のきいた抹茶と爽やかな甘さの和菓子を楽しめる。

 5.伊藤久右衛門・・宇治抹茶を試したいが苦味が苦手という中国人観光客におすすめ。イチゴなどの新鮮な果物や乳製品とコラボレーションした抹茶スイーツの数々には、職人による美への飽くなき挑戦がうかがえる。

 6.祇園辻利・・茶寮都路里の本家。ここでは職人が挽いた抹茶を購入することができるが、その種類は20あまりに及ぶ。さっぱりからこってりまで、きっと自分にあった味を見つけられるはずだ。

 7.よーじやカフェ・・よーじやは化粧品で有名だが、カフェの抹茶も素晴らしい。買い物を終えてカフェに立ち寄り、窓の美しい庭園を眺めながら一服すれば、旅の疲れも一気に吹き飛ぶこと請け合いだ。

 抹茶は中国が起源だ、といった議論を中国のネット上で見かけることがある。しかし、グルメを愛する多くの中国人観光客にとってはどこが起源だろうが大した問題ではない。彼らの最大の関心事は言うまでもなく、おいしいかどうかなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)