2017年も残すところあと1か月。年末に向けて、仕事やプライベートでスケジュールが真っ黒という方も少なくないのでは? これでは積み重なる疲労から免疫力が低下し、体調不良や肌荒れなどが起こりかねませんよね。

そんなとき役に立ってくれるのが、普段の食事にチョイ足しするだけで栄養価をグンと高め、健康・美容をサポートしてくれる“スーパーフード”。

今回は、スーパーフードマイスターやスポーツ・スーパーフードマイスターの資格を持つ筆者が一押しする疲労回復のあのスーパーフードの魅力と活用法をお伝えしていきたいと思います。

滋養強壮には“ゴジベリー”がオススメ

ツライ疲れを回復させて元気を取り戻すには、ゴジベリー(クコの実)がオススメです。ゴジベリーは中国原産のナス科の低木・クコの木の果実。ひとつひとつが小さく赤い色をしていて、薬膳では滋養強壮や血行促進、抗炎症作用に効果的とされています。

代表的な栄養素は、皮膚や粘膜を健康に保ち、風邪の予防・肌のうるおいに役立つビタミンA。免疫力を高めるビタミンC、筋肉・肌・髪・爪など体の大部分を構成するたんぱく質、貧血予防の鉄分。

若干の苦みのあとに甘みが感じられ、薬膳料理をはじめデザートのトッピングやスムージーに混ぜても美味しく食べることができます。

では、ゴジベリーはどうやって料理やスムージーに取り入れたらよいのでしょうか。

ゴジベリーを美味しく食べる調理法

ゴジベリーはドライの状態で売られています。そのまま食べることもできるのですが、料理によってひと手間加えてあげるとさらに美味しく食べられるようになりますよ。

(1)薬膳料理やデザートにトッピングするとき

ゴジベリーは加熱調理をしても栄養が壊れにくいため、鍋や薬膳料理のトッピングにも適しています。杏仁豆腐のうえに2〜3粒のせて彩りをそえてもよいですよね。

このような料理には、ドライのまま使うとよいでしょう。

(2)スムージーに入れるとき

スムージーは口当たりのよさが大事になってくるので、ゴジベリーのような歯ごたえのあるものはあらかじめ水に浸水させて柔らかくしておくとよいでしょう。それから他の食材とミキサーにかければ、なめらかに仕上がります。

ドライのままだと多くを摂取しにくいのですが、スムージーに入れることでたっぷり摂取することができるようになります。

(3)お菓子に混ぜて焼くとき

クッキーやスコーン、ブラウニーなどの生地に混ぜて焼くのもいいですよね。そんなときはドライのままナッツと一緒に細かく刻んであげるといろいろな食感が楽しめます。

近頃では、スーパーや健康食品売り場などでも購入できるようになったゴジベリー。疲れに負けない体を作るために役立ててみてはいかがでしょうか。

年末のツライ疲れは「ゴジベリー」をチョイ足しで乗り切る!簡単取り入れ方はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

高木沙織

“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。