「Superfly2」は王者祭りも? 大物プロモーター言及「偉大なショーに間違いなくなる」

 WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は12月30日にヨアン・ボワイヨ(フランス)との7度目の防衛戦を経て、来年2月24日に米国で予定される「Superfly2」に参戦の意向を持っていると伝えられている。スーパーフライ級の猛者がしのぎを削る一大イベントの第2弾は、井上ら4団体の王者が一堂に会するチャンピオン祭りとなる可能性が高まっている。米スポーツ専門局ESPNスペイン語版が報じている。

 井上が参戦を熱望しているとされる「Superfly2」。その全貌が、ついに姿を現そうとしている。記事によると、大物プロモーターのトム・ロフラー氏が重大発言に至ったという。

「エストラーダとソールンビサイは間違いなく激突することになる。まだ、日にちと場所は確定していないが、世界ボクシング評議会がすでに対戦を命じている。2人も合意しているし、HBOとアリーナについて詳細を詰めるだけだ。すぐに発表できることを願っている」

 9月のSuperflyでニカラグアの英雄ローマン・ゴンザレスを倒したWBC世界王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)はSuperfly2でフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とタイトルマッチを行う予定だという。ソールンビサイだけでなく、4団体の王者が集結する可能性が高まっていると、ロフラー氏は話している。

ヤファイ、アンカハスも参戦希望…ロフラー氏「理想的な対戦を組むことを希望」

「イノウエは(Superfly2で)戦いたがっているし、クアドラスも戦いたがっている。イングランドのカリド・ヤファイも参戦を希望している。アンカハスもそうだ。偉大なショーに間違いなくなるだろう。我々は理想的な対戦を組むことを希望している。10日間で正式発表できるかもしれない」

「Monster」の異名で知られる同級最強の評価を手にしている井上のみならず、WBA王者のヤファイ、「プリティボーイ」の異名を取るIBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)という王者3人がすでに参戦希望を表明していると明言した。

 さらに、9月のSuperflyでエストラーダに惜しくも判定負けを喫した元WBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)も名乗りを上げているといい、王者揃い踏みの祭典となりそうだ。

 開催が噂されているのは「2.24」。統一戦実現を熱望している井上の対戦相手は、誰になるのだろうか。いずれも劣らぬ強敵揃いで、最高の戦いが期待できそうだ。