「ATPファイナルズ」(11月12日〜11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)シングルスでは、依然としてラウンドロビンが進行している。次戦の結果次第で準決勝進出の決まる組み合わせでは、さらに熾烈な争いになってきそうだ。

その中で、17日にはドミニク・ティーム(オーストリア)対ダビド・ゴファン(ベルギー)の試合が行われる予定で、1勝1敗同士のぶつかり合いとなる。

ティームは初戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れてしまった一方で、ラファエル・ナダル(スペイン)の棄権により急遽参戦することになったパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に勝利。決勝トーナメントへの進出争いに踏みとどまっている。

また、ゴファンは1試合目のナダル戦では勝利を納めていたものの、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にはティームと同様に黒星を喫してしまっており、決勝トーナメントへの進出権の獲得を預けたまま。同選手にとっても、ティームとの試合は上位への進出をかけた試合となる。

一方、ディミトロフはラウンドロビングループ〈ピート サンプラス〉で、すでに2勝とリード。準決勝への進出を決めている。

同選手は、もう一つのラウンドロビングループ〈ボリス・ベッカー〉から勝ち上がってきた、ジャック・ソック(アメリカ)と対戦する予定で、決勝への進出を賭けた対戦に、勢いをつけて臨むためにもいい形で予選を終えたいところだろう。

いずれにしてもどの試合も、一見の価値はありそうだ。

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【11月17日の注目ドロー】

◆シングルス ラウンドロビン グループ〈ピート サンプラス〉

ダビド・ゴファン(ベルギー)対ドミニク・ティーム(オーストリア)

パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)対グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「アルゼンチン・オープン」で優勝した時のドミニク・ティーム
(Photo by Gabriel Rossi/LatinContent/Getty Images)