中国メディア・今日頭条は25日、中国国内でもしばしば話題にのぼる日本のコンビニエンスストアの一部が、日本人ではなく中国人観光客の「便利さ」を追求し始めたとする記事を掲載した。

 記事は「ネットなどのニューメディアを通じて、中国人観光客の日本のコンビニに対する信頼度は相当高いのだ。なかには、免税カウンターを設けているコンビニもあり、わざわざコンビニに行って買い物をする中国人観光客も大幅に増えている。既存のコンビニは中国人観光客の好みに迎合すべく、店の調整を余儀なくされているのだ」と伝えた。

 そのうえで、銀座のコンビニでは通常の店舗よりも高級な品物が置かれているほか、浅草の雷門付近にあるコンビニでは中国人向けに開発された化粧品が店の最も目立つ場所に陳列されていると紹介した。また、一部コンビニによるホットミルクの販売開始は冷たい飲み物に慣れない中国人観光客にとって福音であり、中国のモバイル決済システムの導入も中国人観光客のキャッシュレスに対する希望を満たすものだとした。

 記事は、日本のコンビニで買い物をしていた中国人観光客が「前回ツアーで訪れた時にはコンビニに立ち寄る時間がなかった。今回は個人旅行にしたので、じっくりとコンビニの商品を見ることができる。日本のコンビニははっきり言って無敵だ。加熱食品の種類がとても多く、お腹が空けばすぐに食べるものが買える。それに、モバイル決済が導入されたことで、とても便利になった」と絶賛したことを併せて紹介している。

 日々新たな商品やサービスが開発され、われわれの生活に大きな便利と楽しみをもたらしてくれるコンビニ。今後もさらに進化していくことだろう。そして、中国人をはじめとする外国人観光客をメインターゲットにしたコンビニも増えてくるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)torsakarin/123RF)