これまで交流のなかった新しい業界や企業とコラボレーションをするために、新しい技術に対応してスピード感を持ってプロジェクトを進めていくというアジャイル型開発手法にも対応できる人材を育てる必要があります。 キャリアアップを支える6つの施策があります。

 1つ目が社員のキャリアアップを支援する、「キャリチャレ(キャリアデザイン&業務・自己成長チャレンジ)制度」です。これは上司と行う面談制度で、目標の達成度や今後のキャリアについての話し合いを行います。

 2つ目は、経験を積むための「人事ローテーション」。5年目、10年目などの社員を対象に、過去の業務経験や本人の希望などを加味し、面談や人材育成会議により現場や人事で調整をしながら毎年実施しています。2017年は200人以上が異動しました。

 3つ目は「社外活動の奨励」です。社員には一年間参加する社外の研究会や勉強会に積極的に参加し、見聞を広めることを推奨しています。

 4つ目は「キャリアカウンセリング」です。社内の有資格者と社員によるキャリア面談や、外部の専門家とのキャリアカウンセリングを受けることができます。

 5つ目は「海外人材育成プログラム」です。語学研修やITプロジェクトを疑似体験しながら、外国の方と一緒に現場を体験するプログラムや、数年間の派遣といったプログラムも用意されています。

 6つ目は「メンター制度」です。ラインの上司との面談に加え、部をまたいだ異なる部署の役職とのキャリアに関する相談の機会を設けています。また施策とは別に社長と社員の対話の場を設けており、風通しの良い職場を目指しています。 説明会には非常に多くの学生が来ます。募集は各種の媒体、OB/OGやその他のチャネル、ダイレクトリクルーティングなども活用しています。

 近年新しいツールが登場し、感度の高い学生は年々さまざまなチャネルに移りますので、動向にはアンテナを張るように努力しています。

 選考過程では人事部以外の多くの社員を動員し、一次選考のグループワークでは中堅社員、二次選考の面接では現場の管理職が担当するなど、学生との接点を増やしています。また社内見学を実施し、学生に生の職場の雰囲気や現状を少しでも理解してもらえるよう工夫しています。 学生に当社について理解を深めてもらい、不安や迷いがなく当社を選んでもらえるような工夫や取り組みが必要だと考えています。

 内定を出して終わりではなく、入社に至るまでのアフターフォローもしっかりと行い、学生自身だけでなく学生の親御さんが感じている不安を払拭し、気持ちよく入社してもらいたいと思います。

 今後も学生との関係を深め、「この会社で働きたい」と思ってもらえる会社になるために、これからも当社ならではの施策を考えていきます。http://www.tmn-systems.co.jp
代表者:代表取締役社長 久井敏次
設立:1983年 
資本金:5000万円
従業員数:1360人(2017年4月1日現在)
事業内容:東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険等、東京海上グループの情報システムの企画・提案・設計・開発・保守・運用
本社:東京都多摩市鶴牧2-1-1 多摩東京海上日動ビル
売上高:173億4600万円(2017年3月期)