水曜ドラマ『過保護のカホコ』(日テレ系)を見ていて、「この子、私みたい…」と感じる女性も少なくないのでは?

両親から大事に大事に育てられた影響で、自分で物事を決められない、人の意見を聞かないと安心できない、何かにつけて自信がない、などなど。

自分らしく生きるとはどういうことなのでしょうか。過保護に育てられた女性の実例や、悩みを乗り越える方法をご紹介していきます。

◆大事に育てられたゆえの悩みとは?


両親から愛情をたっぷり注がれて、成長したTさん(28歳/事務職)。

「何かを選ばなければならないときは、いつも母に決めてもらってたので、ものすごく優柔不断なんです」

常に親に決断をゆだねていたため、何事も自分で決められないし、超がつくほど受動的だという彼女。

「男の人に告白されたけど、付き合っていいかわからず、返事を引き延ばして相手をイライラさせたことがあります。私がいいなと思った人には、自分から声をかけたりできないので、陰から見守るだけで全く進展しません」

チャンスがあっても自ら逃してしまうし、気になる人に対しても積極的になれない…そんな自分を歯がゆく思っているようです。

「自分に自信がなくて、価値のない人間だなと思います。本当、何もできなくて情けなくなります…」

引っ込み思案を通り越して、自分に無価値観を抱いている様子。これは危険な兆候かも。

「強引なアプローチには弱いので、押されまくって付き合ったことがあります。彼はすごく束縛してくるタイプで、私の行動に口出ししてきたり、男友達の連絡先を消せって言われたり。ただ、何でも決めてくれるから楽と言えば楽で、依存しちゃいそうでした」

これも過保護すぎる親の影響なのか…悩みは次から次へと出てきます。

◆カホコ系女子の悩みを解消するには


◎自分から親離れする


まず、やりたいことに挑戦できる自分をめざしましょう。親の期待に応えなくてもいい、親をガッカリさせてもいいと、自分を許すことをおすすめします。

ドラマには、カホコが「人を幸せにするための仕事」がしたいと言い、自分に合う仕事を探すシーンが登場しました。

たとえ、なかなか上手くいかなかったとしても、彼女のように「したいことをしよう」と決意するのは大事。あらゆることを経験し、何度も失敗を繰り返すうちに「できること」が増えていって、自信がつくでしょう。

決断できない場合は、魅力的だと感じたことを、とにかく試してみてください。そして、イヤなことはイヤと伝える努力も必要。

ただうなずくだけではなく、恐れずに首を横に振るのです。恋愛も同じ。いくつもの片思いや交際を経験する中で、たったひとりの運命の人が見つかる可能性に賭けてみましょう。

◎親に子離れしてもらう


自立したい、自分はもう大人だと思っていても親からするとまだまだ子ども。何をするにも親の承諾や理解を得ないと物事が進まないという人もいるはず。

でも、親にも子離れしてもらわないと自立は難しいもの。今まで相談して決めていたいろいろなことを、まずは一人で決めて実行してみてください。

どんな些細なことでも構いません。そうすることで、親に「一人でもできる」と示しましょう。もし実家住まいなら、一人暮らしを始めるのもいいと思います。

◆終わりに


「恋愛がうまくいかない」と感じている女性のみなさん。『過保護のカホコ』を放送している今は、現状から抜け出すチャンスかもしれません。

「どうせ私は…」なんて諦めるのではなく、できることから一つずつ試していきましょう。

最愛のパートナーを見つける頃には、親との関係が良好になっている可能性もあります。人生を最大限に楽しむためにも、居心地の良い環境をつくりあげていってくださいね。

ライタープロフィール


sacchi
異色の経歴をもち、現在は一児の母とピアノ講師、ハンドメイド作家をかけもちするライター。音楽、美しいものや可愛いもの、綺麗な景色などが特に好きで、何にでも好奇心旺盛なアラサー女子です。人やものとのさまざまな出会いの中で、さらに人間を磨いて日々精力的に活動中。