ミランがバルセロナに所属するブラジル代表MFラフィーニャの獲得に興味を示しているようだ。イタリア紙『カルチョメルカート』が22日付で報じた。

 中国資本の導入により、今夏ここまで大型補強を敢行してきたミラン。先日、フィオレンティーナからクロアチア代表FWニコラ・カリニッチを獲得し、マルコ・ファッソーネCEO(最高経営責任者)は「新しい選手を連れてくることはない」とインタビューで補強終了を示唆していたが、やはり終わりはまだ先のようだ。

 大型補強“ラスト1人”の候補として浮上したのが、今夏バルセロナからの退団の噂が盛んに報じられているラフィーニャだ。

 2011年にプロデビューを果たしたラフィーニャはこれまで48試合に出場しているが、怪我や分厚い選手層に阻まれ、定位置を確保するには至っていない。

 報道によるとミランは、買い取りオプション付きのレンタル移籍での獲得を試みているようだ。バルセロナは未だオファーには答えていないようだが、接触に好印象を持っているとされるラフィーニャと個人的に交渉をスタートさせる考えだという。 

 生え抜きとしてこれまで2013ー14シーズンにセルタにレンタル加入した以外は、すべてのキャリアをバルセロナに費やしてきたラフィーニャだが、現在はバイエルンに所属する兄のスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラと同様に出場機会を求めて新天地へ移ることとなるのだろうか。